次の日。オプティマスに叱られるのが怖くて、(彼が怒るのを見たことがないので、尚更)結局一人で来てしまった。そろそろと足を進めた先、成る程、昨日の予想通り例の機体はいた。近寄ってきても、もう恐れない。 「メガトロン様!」 「…いかにも、儂はメガトロン。何故その名を?オプティマスの部下か?」 途端に、彼は苦虫を噛み潰したかのように顔を歪めてしまった。 「いいえ、」「私は、あなたの部下ですメガトロン様」 「儂の?」 「はい。…申し遅れました、私の名はスタースクリーム」 スタースクリーム。随分と舌に馴染む名前だと思った。 「お前は、儂のことを何か知っているのか?」 「ええ、ええ、メガトロン様」 「本当か?良かったら教えてくれ、儂のことを」 快く了承の意を示してくれたスタースクリーム、何が敵だ、良い奴ではないか。儂は何故こんなにも親身になってくれる部下を忘れていたのだろう。 「明日も会えんか」 「喜んで、お話ししましょう」 こうして、儂の一日に新たな日課が増えた。 脱線 |