Clap
拍手ありがとうございます!



冰澄くんのゆらーっとした雰囲気を書きたくて……落ちがすっきりしませんしよくわからない拍手お礼小説ですみません…!


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俺の独白


ぼくは動物が好き。
わんちゃんとかねこちゃんとか。

ふわふわしてて可愛いから大好き。

近所の人は冰澄くんもかわいいよって言ってくれるけどわんちゃんたちを褒めてくれた方法が嬉しい。

ぼくにともだちはいない。

いつもは砂場で絵を描いてる。
そしたらねこちゃんがいっぱい寄ってくるんだ。

まるで自分を描いてと言ってるようだよ。

ぼくにともだちができた。ねこちゃんがたくさん。野良猫さんだそうだ。

ぼくはいつも保育園の片隅にある砂場で絵を描く。そしたらねこちゃんがいっぱいくる。先生は驚いたけど、仲がいいのねってわらう。

そう、なかがいいの。

「これは、ぎたーだって。」

絵を描いて見せてあげるねこちゃんふたりはぼくにすり寄った。


擦り寄られた右手が暖かい。



「冰澄、迎えに来たよ。」


"近所の"おにいちゃんが来てくれた。いつも迎えに来てくれる。ねこちゃんに手を振っておにいちゃんのと手をつないで帰る。

お兄ちゃんの指先はごつごつしてる。ぎたー弾いてたらこうなるんだって。

ぼくもいつかこんな手になりたいな。
大きくて優しくてあったかくて

何かのためにこのゆびさきを犠牲にできるような人になりたいな。


繋がれた右手が暖かい。


ゆめをみた。かっこいい男の人が笑ってた。誰かな知り合いじゃない。
でもかっこよかった。優しそうに笑って僕の頭を撫でた。

優しい手は誰かに似ている。思い出すことができないけれど。
いつかのあの日の帰り道と同じだった。

右手は暖かい。

いつか、あの道を彼とも歩いてみたいと、そう思えたのだ。





「冰澄、目が覚めたか?」

まぶたを数回開いて閉じた。目の前には政宗さんの不思議そうな顔があった。

「…すみません寝てました」

「いい、疲れていたんだろ。」

「わかんないですけど…そうなのかな」

「どうした、まだ眠いか?」

優しそうに政宗さんはわらう。それに俺は笑い返した。

眠るぼくの右手を包み込んでいた大きな手は暖かい。





いつかきっとかっこいい男の人に会いに行こう。ぼくのゆめは空を飛ぶことだからきっと飛んでいけるかもしれない。

ぼくはまたいつも通りねこちゃんと一緒に遊んでいた。



ぼくの独白



おわり




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