+おまけ2



「だから、ごめんって」


僕の頭をポンポンと撫でながら謝る人は、今回僕がキレた原因である会長だ。


「…ほ、とに、…はんせー?」

「本当に反省してる」

「も、ない?」

「ああ、もうしない」


不安で何度も何度も執拗に聞く。聞き過ぎたら呆れられるかもしれないけど、それぐらい今回の出来事が心の傷になった。


「もう絶対にしないよ」

「…」

「約束する」


小指を出して来た会長に僕もゆっくりながら小指を出す。

小指同士を結ぶと歌は歌わないけど、縦に軽く振る。

しばらく小指を見て、会長に目を向けると優しく微笑んだ。



「もうしない。約束する。」

「…ん」


「愛しているよ、宝」

「…わん」










幸せです。
(……)
(かい、ちょ?)
((わんって…っわんって…っっ))


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