蜜巫女と呪術師 (1/1)
「え…、有馬…さん…?ま、待って…、何…?」

「これは、妖魔の "核" と呼ばれるものです。息を吐いて力を抜いて。挿入れますよ」

「や、あ…ッ、んん…っ!」

梅干し大ほどのゴツゴツとした黒い塊。理由も分からず、あたしはそれを大事な場所に受け入れた。

-

あたしの家は神社だ。とはいえ、あたしはバイト感覚で正月とか繁忙期に手伝うぐらいで、うちの神社のことも神事にも興味はなかった。

「君は…、すごい力ですね…」

3日前、父が招いた有馬さんはあたしを見るなりそう言った。整った顔立ちに色素の薄い髪と瞳。彼は "呪術師" だという。

「なんのこと…ですか…?」

「まだ無自覚なんですね。緑野さん、裏山の妖魔退治に娘さんをお借りしても?」

その言葉に父は慌てた。あたしは何も意味がわからなかった。

「僕ならば役不足ということはないでしょう。僕としても、彼女がこれほどの力ならば、妻に欲しいくらいです」

そう言って、美しい顔で微笑んだ有馬さん。突然の「妻に欲しい」発言に、あたしは耳の先まで熱くなった。

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「や…あ…っ、や、やめてくださ…っ」

異物が挿入ってくる感覚に、下半身に力が入る。抗おうと身体を捩るが、有馬さんの指は躊躇なくソレをナカヘ押し込んだ。

ブブッ、ブブブブブブ…ッ!

「ひぁあ…ッ!?」

中央付近まで到達した瞬間、それは突然ナカで暴れ始めた。ビクンッと跳ねた身体を有馬さんが強く抱き締めて封じる。

ブブブ…ッ、ブブブブブブブ…ッ!

「抵抗してますね。浄化されまいと暴れるんです。まぁ、逃がしませんけど」

「んぁあ…ッ!?や、やめ…ッ!んん…ッ、う、動いちゃ、だめ…ッ!」

黒い塊が暴れてナカが掻き混ぜられる。ほとんど初対面の有馬さんに異様なモノを指で押し込まれて、しかもゴリゴリと内壁にぶつかってくるそれに甘い声を漏らしているこの状況。理由がわからな過ぎて、涙で視界が潤んだ。

-

神社の裏山の中腹。先程までそれは "妖魔" と呼ばれる大きな黒い影だった。

無知なあたしでもわかる禍々しい雰囲気。薄暗い雑木林の中で広がろうとする邪悪な影に、あたしは脚が震えて座り込んだ。

だけど有馬さんは冷静で。有馬さんが静かに唱える呪文に、そいつは5分もせずに弱っていき、最後に残ったのが "核" だった。

-

「僕一人だと "核" の処理が大変なんですけどね。今日は蜜柑さんがいて助かります」

「あぁん…ッ、有馬さ…っ、ま、待って、ナカで、動いて…っ、ぬ、抜いて、くださ…っ!」

「すみません。ここで逃がすと、また悪い気を吸ってさっきの形に戻ってしまうんです。失礼しますね」

ググ…っ

「ひぁあ"…ッ!? そ、そんな、奥に…っ、入れちゃ、だめ、です…っ!」

「蜜柑さんの奥、狭くていいですね。これだけ気が濃ければ、すぐに浄化できそうです」

そう言いながら有馬さんの長い指がナカで暴れるソレを膣内の奥へと押し込む。深い場所を異物に侵される感覚に怖くなって脚を閉じると、有馬さんが強引にあたしの脚を開いた。

「僕がいるので大丈夫です。怖がらずに、ほら、ココが最奥ですね。柔らかい子宮口に "核" をぴったり当てましょう」

「だ、だめ…ッ!ひぁあ…っ、お、奥が…ッ、ブルブル、やだぁ…ッ!」

「上手ですよ。腰を揺らして可愛らしい」

「違…ッ、あぁあん…ッ、だ、だめ、です…ッ、押し付けないで…っ、ひぁあ…ッ」

チュク…ッ、ヂュ…ッ

「水音がエッチですね。たくさん濡らすと、石みたいに硬い "核" が柔らかくなりますよ」

「や、止めてくださ…っ、は、離して…っ、待って、やぁあ…ッ!?な、なんか変、です、コレ…っ」

「そのまま、イキましょう」

「ふぁあ…ッ!?あぁっ、ひぁあ…ッ、あぁああああーーー…ッ!!」

強く瞑った瞼の裏で光がチカチカして、全身を快感が巡る。それは初めて経験する絶頂だった。

-

身体からグッタリと力が抜け、荒い呼吸を整える。腟内からゆっくり抜かれた有馬さんの指に安堵したのも束の間、すぐに質量のある硬いものがソコに押し付けられた。

「ひぁあ…ッ、待って、何…っ」

挿入ってきたのは、有馬さんの…、硬くて太い男性器。内壁を押し拡げて進んでくるソレに息が上がった。

「んぁあ…ッ、だめ…っ、ふぁあ…ッ」

「息を止めないで、力を抜いて」

「ふぅ…っ、あ…っ、な、なん…で、"核" は…?」

「まだナカにいます。と言っても、蜜柑さんのお陰でだいぶ柔らかく弱っているので、あとは潰すだけです」

「つ、潰す…!?」

「動きますよ」

「ひぁあ…ッ!?」

有馬さんがゆっくりと抽挿を始める。ぎっちり収まった太いソレは最初こそ違和感があったものの、先ほど達した余韻の愛液が潤滑油となり、すぐに動きが滑らかになった。

「あぁ…ッ、ま、待って…っ、これ…、エッチじゃ…?」

「 "妖魔退治" ですよ。ほら、ココに "核" がいます。わかりますか?」

グリ…ッ、グリリ…ッ

有馬さんが腰を深く埋めながら角度を変えると、愛液を纏った "核" が滑りながら動く。内壁が抉られるような感覚にナカが収縮すると、"核" が奥へ進み窪みに嵌まる。その瞬間、有馬さんが腰を激しく打ち付け始めた。

ズン…ッ、ズンズンズン…ッ

「ひあ…ッ!?そ、そんな突いちゃ、ダメ…です…っ!待って…ッ!」

「上手です。そのまま "核" をそこで締め付けていてください。一気に壊します」

ズン…ッ、ズチュ、ズンズンズンズン…ッ

「あぁああ…ッ!やめ…っ、激し…ッ、待って、やぁあん…ッ、こ、壊れちゃう…ッ!」

「大丈夫ですよ。君は "蜜巫女" ですから。逃げないで、腰をちゃんと出して」

そう言って有馬さんはあたしの腰を掴んで浮かせると、奥を目掛けてラストスパートを掛けた。

「ひぁああ…ッ!?は、離…ッ、ズンズンだめ…ッ、ひぃん…ッ、イ、イキます…ッ、ふぁああああーーー…ッ!」

ピキ…、ピキ…ッ、パァン…ッ!

あたしの絶頂とともに、ナカの "核" は弾けて、崩壊したようだった。安堵したあたしはそのまま意識を飛ばした。

-

「んん…」

「気付かれましたか?」

目が覚めるとあたしは有馬さんにおぶわれて裏山を下っていた。

「あ、ああああの…!あ、あたし…!」

「初めてにしては上出来でしたよ。さすがです」

涼しい顔でそう微笑む有馬さんとは対称的に、何も知らずにあんな行為をさせられたあたしは顔から火が出そうだ。

「よ、妖魔退治って…、いつも、あんなことを…するのですか…?」

「いえ。僕一人で "核" を壊すときは、10日間、寺に籠って寝ずに真言漬けです。"蜜巫女" は貴重ですし、僕も会ったのは君が初めてです」

10日間、寝ずに…
だとしたら、あの "核" を壊すのは大変な作業だ。

「ねぇ、蜜柑さん。僕たち、身体の相性、結構良かったですよね」

「…っ!? な、なに、言って…っ、あれは "妖魔退治" だって…」

「目的はそうですけど、行為自体はどう考えても完全にエッチですよ。僕が、君を妻に欲しいと言ったこと、覚えてますか?」

「そ、それは…っ、あたしが、便利だからでしょう…!」

「猿じゃないんだから、便利なだけであんなコトできないですよ。一目惚れです。君の能力と、可愛らしい君自身が欲しくて堪らなかったんですよ」

「…っ!?」

「ふふ。まずは僕専属の "蜜巫女" になりませんか?」

End
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