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「先輩、今夜空いてますよね?」

夕方、珈琲を淹れていると、あたしの予定が空いているのが当然かのように、そう聞かれた。

「こ、今夜は、空いてない…」

「僕より優先する用事なんてあります?」

愉しそうにそう微笑みながら、そう問いかけられる。

「わかりますか?このボタンを押したらどうなるか」

そう言って見せられたスマホの画面。『公開』のボタンの上に、『マッチングサイトで男漁りする先輩を電マで潮吹き調教してみた』という動画のタイトルが見えた。

職場でとんでもない物を見せてくる後輩に、あたしは慌てて画面を隠す。そして何も言わず従うしかなかった。

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「やぁあ…ッ!そ、そこばっかりするの、ダメ…っ!ひゃああ…ッ!」

「クリを優しく撫でてるだけですよ。電マと比べたら大したことないでしょ」

連れてこられたラブホであっという間に衣類を脱がされたあたしは、愛液を纏った骨張った指の腹をスリスリと陰核に擦り付けられていた。電マの振動のような激しさはないが、繊細で器用な指遣いは、敏感に感じる場所を探り当て、電マよりもずっと的確だ。

「やぁ…ッ、んん…っ、だ、だめソコ、もうスリスリするの、やだぁ…!ひぁああ…ッ」

「先輩って、裏側のココ、皮剥いで撫でられるの好きですよね。さっきからコリコリ主張してきて、可愛いすね」

「ま、待って!う、裏から潰すのダメ…ッ!で、出ちゃう…から…!やぁ、イ、イっちゃう…ッ!」

陰核を愛撫する手の中に、ピュ…ッと軽く潮を吹きながら、あっさり絶頂に達する。あたしを見て満足そうに微笑むと、陰核の下に指を滑らせ、そのままトロトロのあたしのナカにその指を挿れた。

「簡単に潮吹きするようになっちゃいましたね」

「ハァ…、だ、誰のせい…」

「こんなすぐ吹くようになるなんて思ってなかったんですよ。元々エロかったんじゃないですか」

「ち、違うから…!」

「まぁ、僕のせいでもいいですけど。あ、ほらココ、Gスポット、わかります?」

「ふぁ…っ、ま、待って、ソコで指曲げちゃダメ…ッ!」

「クリも一緒にしてあげますから、ナカイキでも潮吹けるようにしましょうね」

そう言って、ナカと陰核を同時に刺激される。陰核だけの時の直接的な感覚とは違って、身体の奥から切ないような感覚が上がってくる。

「んん…ッ!やだ、待ってコレ…!あぁああん…ッ、な、なんか、ダメ…ッ!」

「と言いつつ、腰突き出しちゃってますよ。もっとして欲しいってアピールかな。指、増やしますね」

「だ、だめだめ…ッ!やぁあ…っ、ナカも外も、そんな擦るのダメ…ッ、い、一回、と、止まって…ッ!」

「なんでここで止めるんすか。上手ですよ。そのまま、腰上げててイイんで、ビクビクすんの我慢しないで」

「や、やだぁ…ッ!ひぁあ…っ、ビクビクするの、と、止まんな…ッ、待…っ、あぁあ…ッ、これ、イ、イク…っ!イッちゃう…ッ!あぁああぁあーーッ!」

絶頂とともに弾けて噴き出す感覚がして、終わったと安堵しかけたのも束の間、繰り返し掻き出すように指の動きが続く。

「ま、待って…ッ!ひぁあ…ッ!で、出るの、止まんな…ッ!あぁあん…ッ!」

「まだ噴けますよ、ほら、出なくなるまで噴いちゃいましょ」

「ひぃん…ッ、や…ッ、ダメダメ…ッ!ひぁああ…ッ!待…っ、も、もう無理…!で、出たから、全部…ッ!」

「まだですね。身体はまだ噴きたいみたいですよ」

「あぁああ…ッ!ら、らめ…ッ、イ、イクの、終わんない…からぁ!やぁああ…ッ、ひぃん…ッ、も、ダメ…、ひぁああ…っ!」

「こんなエロくなっちゃって、先輩もう僕以外じゃ満足できなそうですね」

その言葉を遠くに聞きながら、あたしは意識を失った。

End
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