あぁ、戻れヌ、日常ヨ
嫌な音、嫌な声、嫌な耳、嫌な顔、
あぁ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
この間まで、友達とはしゃいでいたのに
楽しかったのに
おかしいんだ
いつの間にか皆は僕を避けるようになって、
いつの間にか皆は僕を睨むようになって、
いつの間にか皆は僕を虐めるようになって、
いつの間にか皆は僕を殺そうとしはじめた
――――――だから、これは僕の正当防衛なんだよ。
目の前にあるのは、皆のカラダ
バラバラになったものもあるし、心臓を一突きされたものもある
「あははははははははははははっ!!!!!
ホら、君たちガ悪いンだよ!!!!!!!
ボクをイジメたんダカらさ!!!!!!!
ほラ!モがケ!!苦シメ!!泣キ叫ベ!!命乞イヲシロヨッッ!!!」
おかしいな
僕はこんなこと言いたいはずじゃ、したいはずじゃないのに
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!!!!!!!」
たぶん、その時の僕には快楽しか残っていなかった。
僕の死んだ頭の片隅で分かったことは、
皆が僕を憎んで死んで逝っているということ。
あぁ、戻れヌ、日常ヨ
(願うならば、またあの日々を)
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