優しい彼氏
writing by 『*01番星* 』はるさん
―彼氏はとっても―
―優しい人―
【優しい彼氏】
「静、帰るぞ。」
『あ、紳一、練習ご苦労様♪』
「いつも待たせて悪いな。」
『いいの、私が好きで待ってるんだから♪』
私の彼氏は、
バスケ部キャプテンの
牧 紳一
毎日部活があるのに帰りは家まで送ってくれる。
そんな紳一が私は大好き。
でも紳一はかなりモテる。
そりゃあバスケセンスは抜群だしかっこいいし…
私なんかが彼女でいいのかな?
「静、おい、聞いてるか?」
『えっ?なに?』
「旅行だ、旅行。」
『紳一旅行に行くの?』
「何も話しを聞いてなかったのか…俺と静の二人でだ。」
『えっ?本当に?』
「ああ、インターハイが終わってからなら大丈夫だ。」
『楽しみ♪』
「何処に行きたいのか、考えといてくれよ。」
『わかった♪』
紳一と旅行…
嬉しいな♪
『ねぇ、紳一…』
「なんだ?」
『私のこと好き?』
「急にどうしたんだ?」
『いいから!好き?』
「もちろん好きだ。」
『でも紳一モテてる…』
「もしかして妬いてるのか?」
『だっていっつも体育館には、ファンの子がいっぱいだし…』
「俺が好きなのは静だけだ。」
『可愛い子に告白されても?』
「大丈夫だ、いつもいろんなやつに告白されるが興味はない。」
モテる人は言う事が違うね…笑
『ずっと一緒に居てね?』
「ああ、今までこんなに大切に思う人がいなかったから、静は特別なんだ。」
【特別】
嬉しいな…
『紳一大好き!』
「俺も静が大好きだ、って事で今日は俺の家に泊まりだな。」
『な、なんで?』
「こんな可愛い静を、抱かないわけにはいかんだろう?」
『な//馬鹿!』
―これからも―
―ずっと一緒だ―