シェイヴァ王国。
四方を大国に囲まれたその小国は、昔から女性が産まれることが少ないこと以外は、特に変わったことのない普通の王政国家である。
しかし、国はあちこちで頻繁に起こるある事件に、長年頭を悩ませていた。
見目麗しい青少年、力の弱い者、幼い者等を狙った、性犯罪である。

犯罪防止について万策尽きた政府は、苦肉の策として、最後の切り札を投じた。

「犬制度」…。
それは、新たに「犬」という身分を付けられた者達をペットとして飼う事ができる、所謂奴隷制度であった。



ボイス企画化



イデア
160cm/48kg/15歳
元平民、野良犬
酷く愛に飢えている少年
飼い主を失い、心を閉ざした
野良犬を嫌悪し、また自分を心底嫌っている
「愛したい。愛されたい。渇ききった俺の……僕の、心に。どうか、愛を…」


ザイル
180cm/70kg/28歳
軍人
幼なじみのレシフィルに騙され、イデアを一日飼うことになった
寡黙で真面目、犬制度に疑問を持っている
「…俺は、お前を抱かない。お前を傷付けない。……だから、もう、泣くな」


レシフィル
170cm/(秘密)kg/27歳
貴族
色々な災いを呼ぶトラブルメーカーで、いつも不真面目そうにへらへら笑っている
妻はいるが、犬を溺愛している
「良い犬(コ)だねー、クラウ。そう、そのまま…どうすればイイか、分かるよね?」


クラウ
165cm/57kg/22歳
番犬
レシフィルのペット
常にレシフィルにつきまとい甘えているが、番犬ということを隠すための演技
犬達からは、憧れの存在でもある
「クラウー、レシフィルさまー、だあいすきっ!!………こんな感じで如何でしょうか?」


ティト
150cm/45kg/13歳

先代が亡くなり、すぐに玉座についた少年王
リートを手に入れたいがため、犬に堕とした張本人
病的に愛している
「リートリートリート…愛してるよ、リート…ふふっ。リート………リート…リートぉおお!!!」


リート
150cm/38kg/13歳
飼い犬
ティトの双子の兄で、本来なら王位を継ぐはずだった
ティトに心を壊されており、狂的に彼を愛している
犬達が目指す、最上位の犬「D」
「ティト、リート、ティトがすキ。何でもすルよ。ティトのタめ。ティとのたメ。ティトノ、ため…」


シャル
162cm/46kg/18歳
遊び犬
犬小屋「D's」の高級遊び犬
遊び犬であることに誇りを持ちながら、更に高級な犬のクラウやDの位置を目指す野心家
「僕は、まだココで終わるわけにはいかないんだ。夢は、必ず叶えてみせる。絶対に」


ジェイク
171cm/60kg/32歳
飼い主、商人
「D's」のオーナー
犬制度を利用し、犬小屋を作成、成功した第一人者
過去に触れられるのが大嫌いで、あまり自分を語りたがらない
「…すまないね。君にはまた、辛いことをさせた…。今夜はゆっくり休むと良い…シャル…」



CP
ザイル×イデア
レシフィル×クラウ
(レシクラまたはレシ←クラ前提)不特定×クラウ
ティト×リート×ティト
(ジェイク←シャル前提)不特定×シャル
(?←ジェイク前提)ジェイク×シャル



犬制度
犬という身分に落ちた人々を、契約の元絶対服従のペットとして飼うことができる奴隷制度
実際は性奴隷であることが殆ど


身分階級
王>貴族・軍人>職人>商人>平民>犬
ただし、高級職人・高級商人等は貴族と同等の身分を王から授けられることがある


犬の種類
D>番犬>飼い犬>(訓練犬>)遊び犬>野良犬

D…王専用のペット、犬達の憧れ

番犬…何らかの特殊能力を持つらしい犬、詳細は不明、飼い主あり

飼い犬…飼い主がいるペット、飼い主の身分が高ければ高い程良いとされる

訓練犬…奴隷用に夜伽訓練されている犬

遊び犬…犬小屋(遊廓)に属す犬達(所謂男娼)

野良犬…飼い主に捨てられたり、犬に落ちた後訓練犬にもなれずにさ迷っている犬



Thanks
中智一那さま


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