また、いつか



「ろ......む...ろ...骸...ッ!!」

...おや?
僕の愛しい人の声がします
何故.泣きそうなのですか?
貴方の声が頭に響いてくる...
あぁ....僕のせいだ...。僕が...
 ウ タ レ タ カ ラ

『ん...く...ッ!』
「!!......骸!!」
『ひば...り...君...?』
「話したら駄目だよ...じっとしてて...!」

僕が起き上がるのを止める雲雀君を
不思議に思う。
クフフ...僕が撃たれただけなのに
何故こんなに心配してくれるのでしょうか?
そう思い.自分の撃たれた場所を見てみた...。

『!!......そんな...嘘...でしょう...?...ッ!』

言い終えた直後.大量の血を吐いた。
僕の服は赤黒くなっていた...。
そして.回りは血の海のように
なっており.出血がかなり酷かった。

予想外です...
やはり.弱小マフィアでも数が
多過ぎましたね...。

「嫌だよ...骸ッ...僕を置いていかないで...!」
『...雲雀君...すみません...君を置いていく
ことになりそうです...ゲホッ...だから...最後に
言わせてください......ッ!』
「やだよ...ッこの任務が終わった後.
二人で色んな所に行くんだろう...ッ?」

そう言いながら雲雀君は
一筋の涙を流した。

『本当にすみません...。僕は君を悲しませて
ばかりですね...。...輪廻転生しても.必ず君を
探し出します...ッぅ...ですから...待っていて...
ください...。』
「...骸...ッ!」
『君を...愛して...います......
恭弥...Arrivederci...Ti amo...。』

僕は微笑みキスをし.意識を手放した。
また.いつか何処かで会えると信じて...。
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