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By 恵利
2010/07/13

 ヒナタと別れてアパートへと戻ったナルトは先程の公園での会話を思い出していた。別れ際、ヒナタは泣きそうになりながらも堪えて、鈍感な自分でさえ分かるくらい無理をして笑顔でまた明日、と告げた。明日、学校でヒナタと会った時今まで通りでいられる自信はない。それでも、極力今までと変わらぬ態度でいようとは思う。ヒナタのことを考えるその一方で、どうしてもシカマルのことが頭から離れない。もし、自分が告白して、断られた時。その先を考えると怖い。怖くて、押し潰されそうになる。だが――

「決めたってばよ! 明日、シカマルに言う!」

 このままでいてもカカシにシカマルを取られるかもしれない。そうなるくらいなら、シカマルとの関係がダメになったとしても、思いを伝えた方がマシだ。

「うっし! 明日のために夕飯は奮発して期間限定幻のとんこつラーメン復活版にするってばよ!」







 翌日、緊張で眠れずに朝を迎えたが睡魔の気配は微塵もなく、ナルトは無理矢理朝食を摂るといつもより早い時間にアパートを出た。
 今日、シカマルに思いを告げると決意したものの、問題は何時、どこで告げるかだ。放課後は部活がある。待って貰うにしても今日は帰りが遅くなるだろう。かといって昼休みはキバやチョウジ達がいてどこかに誘うなんて、難しい。後は朝しかない。シカマルが普段、何時に登校しているか分からないため博打の要素が高いが他の時間にしたって同じことだ。兎に角今日、告げる。でないとこの先シカマルに思いを告げることなんて出来やしない。





 そして辿り着いた教室には一人、机に突っ伏すシカマルの姿があった。


――――
うん、思ってたよりも進まんかった!←

本当は告白までさせる気やったけんど、あれだね、やっぱり重要シーンは壱子とみせかけて蓮さんだよね!!´∀`



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