ハレトさん:ウルガモス♂(五月飴さま)
トラウマを持つハレトさんの悪夢に引き寄せられて出会った。味を占めた久慈だったが、ある時ハレトさんに悪夢を見せているのは自分だと気付かれてしまう。 しかし久慈はしめたとばかりに更なる悪夢をハレトさんに見せ、トラウマ由来の悪夢だけでなく、ハレトさんに自分を犯させるという淫夢を見せるなどエスカレートさせていく。酷いことをしている自覚があるからこそ、悪夢を見ている彼が助けを求めるように自分の名前を呼ぶことが理解出来なかった。それがきっかけでハレトさんに悪夢を見せることを辞め、接触を絶った。
再び悪夢を見たハレトさんが久慈を訪ね、「どうせ見る悪夢ならお前に見せられる悪夢がいい」と吐露する。「私が自分の都合で見せていたとしてもですが…馬鹿ですね、君は。大馬鹿者です」と泣き出す久慈に「俺もそう思う」とハレトさんも涙で応え、2人の想いが通じ合い交際することになった。
交際後、ハレトさんはトラウマと向き合う覚悟を決め、久慈もそれに同行し雪山に向かった。トラウマに向き合うハレトさんが堪らず炎を出し、久慈自身、手に消えない火傷痕を負ってしまう。火傷痕をハレトさんが見る度につらそうな顔をすることを申し訳なく思う反面、ハレトさんと一緒にいる証のひとつになったことを嬉しく思っている。
ハレトさんと過ごすうちに味覚にも変化が訪れ、幸せな夢が美味しく感じられるようになっていった。悪夢は不味いと思うようになったものの、ハレトさんがつらく苦しい夢を見た時は食べて消してしまいたいと思う。
「ハレトくんは時々生意気なんですよ。年下の癖に…まあ、可愛らしいところもあるんですけど…なんですか、その顔。今言ったことを彼に話してみなさい。悪夢を見せるだけでは済みませんよ」