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「これのどこが不感症なんです?」

腰を震わせ背筋を仰け反らせた莉子に、クスクスと笑いながら男は甘く囁いた。乳首を優しく甘噛みし膨らんだクリトリスを指で弾くように愛撫する。もう何十分もそうされて、何度目かも分からない絶頂を迎えたところだった。

「不感症どころか性感帯だらけじゃないですか。どこもかしこも敏感で」

また小さく笑みを漏らして、愛液でぐっしょり濡らした恥部に長い指をゆっくりと押し込む。長年不感症が原因でセックスを好きになれない悩みが嘘みたいだった。口コミで知った不感症改善のマッサージ店にすがる思いでやって来たのがわずか一時間前。こんなにあっけなく解決してしまうなんて。

「やぁっあぁッい、ま……イッた、ばかり……っ」
「そのようですねぇ。中が痙攣していますよ」

反応を確かめるように角度を変えながら出し挿れを繰り返し、最も高い感度を示すところは執拗に刺激を加える。男の手技にあっけなく莉子は快楽へと引きずり込まれていく。

「あぁあっ……ひッい゛っ先生っ…また、イッちゃ……っ」
「どうぞ、これは治療ですから。思う存分感じてください」
「ん゛っらめ…っいああぁっ……

初めて得る深い快感に戸惑いながらも身体は嬉しそうに跳ね上がる。イッてもイッても終わるどころか、めまぐるしく波が押し寄せてくる。莉子は息を切らし火照った顔で恥ずかしそうに涙を浮かべた。

「はぁは……っ先生、もうっ……」
「もうおしまいだなんて言わせませんよ? まだ施術時間が残っていますから。料金分はしっかりサービスさせていただきますので」
「ひっぃ゛あっあ゛ぁっんぁっはぁ……っ

再び指を捻じ込まれ、今度はぐりぐりと奥まで抉じ開けるように深いところばかり擦られる。

「人にはそれぞれの性感帯があって、感じる場所も感じる強さも違うんです。貴女の場合は……たぶんそう、ここ……ですね?」
「あ゛ッひっ……!?」

急にツンと突つかれたような鋭い刺激が走り、奥底から熱いものが込み上げてくるような感覚に陥る。それはおびただしい量の液体となって体外に噴き出した。

「あっあ゛ッや…そこっ…へ、ん……っなん、かっ出ちゃ…いやっ止ま、んな…ッあ゛っぁんあ゛っああぁぁっ……
「もう簡単に潮吹きまでできちゃいましたねぇ。この調子ならセックスももう十分に楽しめますよ」
「はぁっ…はぁっ…ほ……本当、です……か」
「ええ、きっと。今より比べ物にならないくらい気持ち良くなれますよ。……ご希望であれば、ここで試していかれますか?」

男は誘惑するように硬くなったペニスの先端を莉子の蕩けきった恥穴に擦り付ける。瞬く間に子宮が熱く疼き、ゾクゾクと震えが走る。

「ぁ……、先生の……っ」
「どうします? 初回は特別に料金も無料でお試しになれますよ」
「はぁっ……む、無料、なら……、試さない、と……もったいない、です…よね……」

快楽に侵されぼーっとする頭では理性に抗うことなどできるはずもなく、莉子はうっとりとした表情で唾を飲み込んだ。

「これまでどのお客様にもご満足いただけていますから。安心してお試しいただけるかと」
「そ、それなら……っ私も、お、お願いします……」

恥ずかしさで震える声を振り絞ると、直後、脳天を撃ち抜かれたような熱い痺れが全身を駆け巡った。

「っ、ああぁッ……―――!

硬くて太い肉棒が深く突き挿さっている。ぎゅうぎゅうに締め付ける膣を抉り、子宮の入口をリズミカルに突き上げる。

「ん゛っあ゛んっあぁぁひぁっしゅ、ごい…っらめっ…あ゛っはぁあ゛〜〜っ
「どうです? セックスって気持ち良いでしょう?」
「あっぁ゛きも、ひ…っい゛ぃっあふっ…んぁあ゛っだめ激しっ……そこ…ひいッああ゛ぁ……っ

先ほど指で潮吹きさせられた場所をペニスでごりごりと激しく突かれて莉子は涎を垂らしながら堪らなく喘ぐ。

「あぁ゛いぐっ…い゛ぐうぅぅん゛ん〜〜〜っあ゛ぁッ……

びくんと腰が大きく揺れ、目の前が真っ白に染まる。それでも絶頂の余韻に浸る間も与えることなく男はペニスを打ち付けた。

「あひぁあっま、だっ…動か…ないれぇっえ゛あ゛あぁぁっ
「そうは言っても、貴女の子宮が吸い付いてきて離してくれませんよ」

クスクスと男は余裕すら感じさせる笑みを浮かべ、対照的な莉子に追い打ちをかけるように囁く。

「もっと深いところ……突いてあげますね」

片脚を持ち上げ、腰を密着させるようにぐっと根元までペニスを突き立てる。膣の中を一直線に貫通していくその衝撃に莉子は一瞬でもっていかれてしまう。

「ん゛ああっはぁっ…またっいぐッ…イッてる…からぁ゛っあ゛っ…あぁッ

絶頂から逃れられない身体が悲鳴を上げる。それでも男は激しく子宮を叩きつけ、莉子を極限まで追い詰めていった。

「ぁんっあ゛っしゅごしゅごいい゛い……あぁぁっ止ま、なっ……あ゛っん゛あぁあっ
「ペニスで突かれながら潮吹きですか。もうすっかりいやらしい身体に変貌しましたね」
「ひっあっあんあぁ〜〜ッん゛ひっ……イクッ…イクの…っ止まら、な……い゛あぁまた…またきちゃう゛うぅっ…あ゛ッあ゛ぁぁっ―――!」

絶え間ない激しいピストンに莉子は大量の潮を撒き散らしながら深い絶頂に落ちていき、そのまま少しの間意識を手放した。
目が覚めても身体の芯は熱く火照ったまま、ジンジンと疼き止まなかった。

「お客様―――本日の施術はいかがでしたか? こちらは不感症が改善されたお客様へ、次回からお使いいただける性感マッサージの割引券になります。よろしければ、ご予約されていかれますか?」
「……はい……是非

  

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