1/1 


「お父さ…っ、ごめんなさい、ごめんなさい…っ、い゛あッぁぁ!」

バチンッと尻を叩かれて僕は短い悲鳴を上げた。
生まれてすぐに両親に捨てられ、施設から引き取って育ててくれた養父は、昔からしつけに厳しい人だ。大きくなるにつれてそのしつけが周りのお父さんとはちょっと違うことに気付いたけれど、悪いことをすればお仕置きをされるということが物心つく前から当たり前のものとして育った僕は、中学生になった今でも大して疑問を抱くことはなかった。むしろ僕は尻を叩かれるたびにお父さんが僕を愛してくれているのだと思えて嬉しくなる。

「ほら、ちゃんと数えなさい。また一から始めるかい?」
「は…っ、あ…ぃ…ッ…はちじゅ、…っきゅう…ぅっ」

パンツを下ろし父の膝の上に四つん這いで乗る僕は、目に涙を滲ませながら掠れる声でカウントする。もう何十分もこの体勢でいるから、尻だけじゃなく身体のあちこちまで痛くなってくる。それでも父は100を数え終えるまで絶対に手を休めることはない。また平手打ちが飛んでくる。

「い゛あ゛っ…! はぁっ…きゅ、じゅ…っ…」
あきらの可愛いお尻が真っ赤になってしまったね。そろそろ反省もできただろう」
「は…、いっ…ごめ、んなさい…っ、お父さん……ッん゛あっあ゛あ……! きゅ、じゅ…っいち……はぁっ…ぁうっ…」

そうこれは、僕がお隣に住む同級生の女の子とお喋りしていたことへの罰だ。お父さんは僕が女の子と仲良くすることを快く思わない。

「あ゛ッあう…きゅっ…じゅ、に……はぁっ…ぁ…っ、あ゛ああっ…! きゅ、じゅう…さん…っ、んッ…はぁっ」

ヒリヒリ焼けるように熱を帯びた肌を優しく撫でてから、また掌が振り下ろされる。気が遠くなるような痛みと時間に耐えながら身体はどうしようもなく熱くなってくる。

「お仕置き中だというのにまたこんなにしているのか。困った子だね」

透明の汁が糸を引いて垂れ落ちる。小さい子供のような見た目をしていたペニスも、少しずつ成長し大人の形に近づいてきている。さっきまで皮に覆われていたピンク色の亀頭もむっくりと姿を覗かせていた。

「お父…さ…っ、はぁっ…はぁ…」
「触ってほしくてたまらないって顔をしているね。いつからそんなにいやらしい子になったんだい?」

優しい声と共に再びバチンッと強い破裂音が響く。

「い゛あぁっ…あ゛…ッ、きゅ、…、うぁ…っ、しっ…!」
「しっかり数えなさいと言っているだろう」
「んあ゛あぁあッ! い゛だっ、あ…あ゛ぅ…ッ、きゅ…じゅ…っ、ご……あ゛ああ゛ひっ…! きゅ、…じゅっ、ろ…く…はぁっ、あふ…ん゛ぁあ…ッ!」

腫れ上がったところを連続で打たれ堪らず悲鳴を上げる。だけど、感じるのは痛みだけじゃない。

「あんっ…は…あ゛う…っうう…きゅうじゅう…しち…っ、ぁ゛っ、はぁっ…」
「腰が揺れているよ、晶。まさか擦り付けているんじゃないだろうね?」
「あぁっ…ごめんなさ…っ、ごめ…なさ…っ」
「まったく、どうしようもないな。すっかり快楽の虜になってしまったようだね」

呆れ顔で息を吐き、勢い良く痛みが襲いかかる。

「ん゛ひい゛っぃ゛…あ…ッ、あふっ…きゅ…じゅ…っ、はち……はぁっ、ン…」

痛みと共にじんわりと広がる快感にいけないとわかっていてもペニスが反応してしまう。先端がピクピクと痙攣し脚が震える。

「あ゛っ、あ゛ぅぅあ゛…はぁっ…! きゅうじゅ…きゅ…うっ…ん゛…っあ…はふ…ッ」
「さあ、晶。これで100だ」

最後の一発が振り下ろされる。ひと際激しい破裂音と衝撃を放ち、同時にぶるっと背中が震えた。

「ん゛ひッあ゛あぁぁ…ッ! ひゃ…、…くぅ…うッあ゛っんあ゛ぁぁぁっ…―――!」

脈打つペニスから大量の白濁が飛び散り、頭の中が真っ白に染まっていく。最後の一滴まで絞り出すかのようにボタボタと熱い精液が噴き出した。

「ぁっ…あ…ん…っ、はぁ…、お父さ…っ、ごめ…なさ…っ、ぼく、っ…」

肩を震わせ呼吸をしながら、今にも泣きそうな声を振り絞る。

「イッてしまったのか。誰がいいと言ったんだい?」
「ごめん、なさい…っ、ぅう、ごめんなさい…っうっ、ぅぅ…っ」
「粗相をする子には、もう少しお仕置きが必要なようだね」

冷ややかさを滲ませたその声に僕は何度も何度も許しを請い、意識が遠のくまでその罰を――父の愛を懸命に受け止め続けた。

  

[ BACK ] [ TOP ]
▼作品を気に入ったら


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -