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「あぁ、誠さんっ……ぁんッ、もっと、そこ……っ」
「まったく……相変わらずいやらしいな、君は」

汗ばんだ肌が重なり、熱い吐息が蕩け合う。

「そんな君もたまらなく愛しているんだが、困ったな。知らぬ間によそで男を誘っているんじゃないかと心配になるよ」
「んもう…意地悪言わないで。誠さんだけに決まってるでしょう」
「そうだね。君は最高の母親で、最高の妻だよ」

惜しげもなく甘い言葉に優しいキスが与えられる。
肉体関係から始まった不倫の末、互いに元パートナーとは決別し、再婚して早半年。家庭的で仕事のできる一回り年上の夫、まことさんと、夫の連れ子で高校生の息子、りょうくん。新しい家族との関係は良好だった。
前の夫とは何年もしていなかった夜の営みも毎晩のように繰り広げられる。甘い言葉に酔い痴れ、すっかり濡れそぼった恥部に夫の硬いペニスがあてがわれた。

「アッ…、はい、って、くる…っ、…! ん、はぁっ…いい、そ…こ、あぁ、あん…っ」
「ここを突かれるのが好きだね? 君の弱いところはすべて知っているよ」
「あぁんっ…あ、はぁッ…あぁ、だめえ…っ」

絶頂が近いことを知ると誠さんはますます責め立てる。

「これも好きだろう?」

深いところを突きながら両手で乳首をきゅっとつねられ、身体中に痺れが走った。

「ん゛んんっ、はぁっ…! あんっ、ぁん…いや、ぁっ…い、く…っう、いく、いっちゃううう…ッ!」

性感帯を知り尽くした夫に敵うはずもなく、あっという間に逝かされてしまう。誠さんはくすっと笑みを浮かべた。

「こんなにシーツを濡らして。今夜は眠れないな」
「は…、はぁ…っ、ごめんなさい…すぐに、替えを…」

イッたばかりの膣から引き抜こうとはせず、夫はゆっくりと出し挿れをしながら乳首を指先で転がすように愛撫を続ける。

「いいんだよ。それに、君が一度じゃ満足できないということも私には全部お見通しだよ」
「ああッ…や…、あうっはぁ…あ゛っ、ぁん!」

達したばかりの身体は感覚が研ぎ澄まされたかのように敏感で、愛撫によって再び火照りが蘇ってくる。
――とその時、ふいに夫が視線を向こうへと移し、口元に笑みを浮かべた。

「ああ……やっぱり私の心配は正しかったようだ。君の甘い香りに誘惑されたやつがいるようだよ」
「え……?」

組み敷かれたまま顔を反らせて視線を追うと、半開きのドアの隙間から見える彼の姿に驚いた。

「っ、凌くん……!」

そんな…息子に見られてしまうなんて。私は慌てて身を正そうとしたけれど、誠さんは表情一つ変えずまったく気に留めない様子だった。

「いい加減にしろよ。毎晩毎晩あんたらの声がうるさくて、勉強できねーんだよ」
「凌くん、あ…あの、ごめ……っ、」
「いいじゃないか。その声のおかげで、お前もずいぶん気持ち良くなれたろう?」

彼が小さく舌打ちする。誠さんは慌てる素振りを見せることなく穏やかに続ける。

「君は気付いていなかったけどね、莉子。彼は毎晩この部屋を覗いて、君をオカズにしていたんだよ」
「う、うそ……凌く……」
「あんた、そんなロクでもないクソ親父に抱かれて悦んでんじゃねーよ」

義理の息子に蔑まれ、言葉に詰まる。恥ずかしさと情けなさが己を辱めていた。誠さんはそんな私の心を知りながら不意に微笑んだ。

「今まで見過ごしていたけど……さて、どうしようか? 莉子。まだ若い君にはそろそろ新しい刺激も必要な頃かな?」
「誠さん…っ、それって……」
「嫌って顔じゃなさそうだね」

どんな顔をしていたか自分ではわからない。だけど、身体が欲してしまう。疼いて疼いてたまらなくなる。

「私は構わないよ。淫らな莉子が大好きだからね。だから、ほら……自分でおねだりしてごらん」
「……ぁ、……ぁっ……」

背後から脚を拡げるように抱えられ、凌くんに向かって恥部が晒される。
この異常な状況にも喉から手が出るほど欲している自分はもう彼らを拒むことなどできない。

「凌…くん、来て…、お願い…っ、来…て……」

声を振り絞ると凌くんは私たちの部屋に足を踏み入れる。

「すっかり飼い慣らされてんじゃねーか。この変態野郎に」
「…っ、あ……!」
「こんな濡らしやがって。あんたもまともな母親じゃねーな」

吐き捨てるような台詞を囁いて、すでに勃起したペニスで私を貫いた。少し前まで夫のものを咥え込んでいたその場所に今は息子のものがめり込んでいる。

「あああッ…! あ゛ッあ…お、おく、深っ…んん゛ッあんはぁっ」
「気持ちいいんだね? 莉子」
「アッ…アッ、きも、ち、い……っあんッあ…あふッ…ぁ、いい…っ、あ゛あぁぁ…っ」
「少し妬けるが、感じている莉子を見ていると私も興奮するよ……こっちを向いて?」

後ろで私を抱えている夫がキスをねだる。乳首を指先で摘まんで転がされ唇からは吐息が洩れる。

「んッ、んん゛うっ…ン、ふっ、う、はんぅっう……!」
「くっ…そ……、きっつ……ッ」

凌くんが荒々しく腰を打ち付け、子宮の入口まで当たるほど硬く反り立つペニスが激しく膣内を突き上げた。

「あんっ、あッはぁあっあん、や、やらっ…あぁイッちゃうから…っ、止め、て…っ、ねえ…ん゛あッ…はぁっあんっ」
「は…っ、男のチ〇コなら何でもいいのかよ。ほんと見境ねーな、この淫乱女」
「はっ、あっあん、はぁんッあん…! ごめ、なさっ…あッ…あ゛あ…あぁぁっいぐうううッ……―――!」

快感が一気に昇り詰めて脳内で弾ける。膣が収縮し、誠さんに身を預けるように背中を仰け反らせて深い絶頂を迎えた。

「くす……イッてしまったんだね」
「ぁ…っ、はぁ…っはぁ…誠、さ…んっ」
「勝手に休むなよ、まだこっちはイッてねーから」

余韻に浸る間もなく凌くんが子宮を攻め続け、ヒクヒクと痙攣する膣奥をさらに激しく抉る。

「あぁんっ…、は…あ…っああ…ッ…あう…!」
「莉子、こっちにも挿れてみようか」

背中に当たっていた誠さんのペニスが動き、お尻の穴に先端が押し当てられる。

「あ…ぁ…っ、や……」
「力を抜いてごらん。これまで十分ほぐしてきているから、大丈夫だよ」

腸内にゆっくりと捻じ込まれていく夫のペニスの感触に、息子の容赦ないピストンの圧が加わる。二つの塊がお腹の中でぶつかり合うように暴れ回り、敏感な粘膜を両側から刺激し続けた。

「旦那と息子のチ〇コ咥え込んでどんな気分だよ? なぁ?」
「あ゛うっ、う…ぁっ、…はっ…んあ゛ぁっ! んお゛っうぅ…ッ」
「いやらしいね、莉子の穴は。男を二本も咥えて」

入口まで引き抜かれたペニスが、また穴の奥底に向かって突き進んでくる。前後で挟まれ身動きも取れず、ただこの目まぐるしく襲いかかる強烈な快感に喘ぐことしかできなかった。

「新しい刺激が気に入ったようだね」
「誠…さ…っ、んはぁッ、凌く…っん、んあ゛…っぁっ…いい…っもっと…あ゛ッぁ、もっと、突いてぇッ…ん゛っああぁぁッ」
「あんたが母親とか思いたくもねーけど、身体ならいくらでも使ってやるよ」

二人の声がぼんやり遠のいていく。
膣と直腸に放たれる熱を感じながら、私はひたすら快楽に身を委ねた――。

  

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