「で、今度は総悟が何だって?」


毎日のように話していれば相手も慣れたもの。


「沖田隊長が土方副長に奇襲をかける計画を練っていたので、此処にいれば会えるかなって思いました」


土方副長の一際大きい溜息を聞きつつ、そわそわと襖の向こうを気にしている私。


――なんて滑稽なんだろう。


思わず自分で自分を詰ってしまう。


「お前もいい加減、本人に伝えりゃいいだろ?馬鹿な事ばっかやってると二次災害が出るぞ」


「火元がなければ二次災害どころか災害も出ませんよ」


火事じゃあるまいし。


「……被害受けんのはお前だけじゃねぇ」


「副長、勘違いされて困る相手がいましたっけ?」


「いい度胸してんじゃねぇか。そんなに仕事増やしてほしいか?」















銀魂より。
「恋愛相談 -土方編-」の沖田編です。
今回は土方副長が相談役に。
相手役でも相談役でも、副長はいつも苦労してます。
……あれ、沖田夢だよね?




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