「おねえちゃん、あそぼ」


「うん、いいよ」


葉月ちゃんより2歳年下の恭弥くんはご近所でも有名な葉月ちゃん好き。
本当に仲が良くて、姉弟みたいだと人気者。


わたしも、かわいいきょうやくんがすき。
わたしをみると、ちかよってくるし、なにより、ほんとうにおとうとみたい。


恭弥くんはにこりと笑えばまるで天使。
ちょっとつり目だけれど、ハンバーグを食べる姿はとても可愛い。
葉月ちゃんも葉月ちゃんで、しっかり者のお姉さんを気取ってる。
きちんと恭弥くんが危なくないように、しっかり手を握ってね。


にこにこにこにこ。


今日も葉月ちゃんに手を引かれて、仲良く公園へと向かいました。














「ねぇ、ちょっと。ここ間違ってるんだけど」


「…………」


「聞いてるの?」


「…あの頃はあんなに可愛かったのに」


「何時までも可愛いままなら、ただの馬鹿だよ」


とっととやらないと咬み殺す、なんて。
あの頃の可愛らしさは何処にいったのやら。


今では逞しく最強風紀委員長様までに成長しちゃいました……とさ。


「かわいくなーい!!」




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