『一体何?』


気付けは私の視界は何時もより異様に大きい応接室。
手足を伸ばそうとしても上手く機能しない身体。


まさかと思って見た自身は。
黄色のもこもこの手……いや、翼をした黄色い身体になっていた。


『……えぇぇ』


──どうしよう?
いや、これって夢なのかな?
人間が鳥になるはずがないし。
あぁ、だとしたら早く起きなくちゃ。
応接室で寝るなんて失態だ。
雲雀さんに咬み殺されてしまう。


「ハヅキ、ハヅキ」


『はいっ!』


名前を呼ばれて思わず返事をしてしまう。
けれど、ちょっと待って。
この状況で私の名前を呼ぶのは──


ドキドキしながら後ろを振り向く。
ゆっくり、ゆっくり。


『ハヅキ、一緒だね!』


『ヒバードと、リボーン君!?』


だった。


「葉月、良かったな。ばっちり鳥になったぞ」


いや、何が良いの!?
というか、私、本当にヒバードになっちゃったの!?


どうして!?


頭が非現実的な事に上手く対応してくれない。
聞きたい事が沢山あるのに、何から聞けば良いのか分からない。


と、とりあえず。


『も、元に戻して下さい』



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