先程からいやに視線を感じる。
勿論、相手は此処応接室の僕様で。


そんなに見られても私、男じゃないですから!!


「いや、違うからね。君の仕事の遅さに苛立ってるだけだから」


あぁ、そうなんだ。
だったら、だぁーーーい好きな草壁君に頼めば良いのに。
彼は有能だし、委員長一筋だし、真面目だし、委員長一筋だし、リーゼントだし、委員長一筋だし──


「リーゼント関係ないから」


「そっちツッコミます?それとも、萌えフラグをまさかのスルースキルで無視ですか?」


「…………ところで、僕、今三大欲求が不満なんだ」


スルースキル発動だったんですね。
委員長のスルースキルって、絶対発動ポイント可笑しいよな。


「三大欲求って、四大文明のコピー版ですか?」


メソポタミア欲とかインダス欲とか?
チグリス・ユーフラテス欲とか黄河欲とか?


あ、委員長の頬が引き攣った。


「スミマセン、委員長が不満な欲求というとやっぱり睡眠欲ですか?」


「さっきまで寝てた。ついでに言うと食事もしたから」


と、いうことは。



←|TOP


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -