俺は死んでも本望さ
ひとり事
―先ず世界を壊すとしようか…
幕府を潰し、天人を殺すだろ?
そしてこの汚く醜く荒れ果てた最果ての地を更地にする。
なんとまあ、気付けば俺独りだ。
足元に転がる見知った顔。
ち、血、血、血
血塗れの俺は言うのだ。
見える筈の無い、俺という亡霊と共に。
「「さぁこれでフィナーレだ」」
切れ味の無くなった刀でも腹を突くことはできるさ。
なぁ?
そうだろ?
死んだら何処に行くかなんて
そんなのは決まっている
先生のいる
地獄だ
晋助?
はい、せんせい
やっと逢えましたね。
終
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くだらぬ妄想をする高杉くん。
雰囲気文
20121128