蹴ったら爪が割れた

ネイビーデイ

目尻から薄荷飴

つべこべ言わない

ラッシュにリップサービス

あら、いたの

匂う月

剃り残し

歌ったのは桜文鳥

りぼん結びができない

落とし穴は一歩後ろにあった

流れ星を見つけた気になっていた

祭囃子はとうの昔に尽き朽ちた

アクセルを踏んだ。ブレーキは無かった。

難しいことは言わないで

俯せの身体が一つ大きく脈打ったのは消える1分前

毛細血管の喘ぎ

もう花冠なんて歳じゃない

褪(さ)めた生足

どうにもこうにも二段腹





褪める…色あせる

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