■ワンダーランド・ホスピタル
▽テッドくんとユンくんと時雨と小雨
 
「突然ですが時雨くんの突撃インタビュー!好きなタイプはなんですか!俺は地に落ちし血塗れの聖女だよ!」

手をマイクにして時雨が聞いてくる。うざい。

「死体」
「ロリ」
「ショタ」
「おっとまともな回答がないぞー!」

時雨も人のこと言えねえだろ。なにが地に落ちし血塗れの聖女だよ。

「まずはネクロフィリア小雨くん!」
「それやめろネクロフィリア違う」
「死体すきならネクロフィリアだよ」
「死体じゃなくてグロテスクなものが好きなんだ僕は」

ネクロフィリアじゃんと外野がうるさい。黙れ、と睨むと小雨こわ、と笑われた。
うるさいな、切り刻むよ。逆らう奴は親でもころ…なんでもないよ。

「つぎはテッドさん〜よっロリコグフゥ!!」
「うるせえ中二!」
「うわーんひどーい俺はただのしがない闇からのしグフゥ!!」
「言わせねーよ!」

どんだけアッパーされてんだよ時雨。

「ロリが好きってあれです〜?ロリのほっぺを」
「ペロリ」
「ロリの首筋を」
「ペロリ」
「ロリのちっぱグッフウウウウ!!!!!!!!!」

言わせねーよ!と言わんばかり殴る。ロリコンでもリモコンでもなんでもいいけど卑猥なことは言わないでよね。俺たちまだ18歳未満だから。

「小雨いたい」
「いたくしたんだよ」

愛の鞭だと思ってくれ。

「はいはいロリコンの次はショタコンですかユンさん〜?」

ユンさんは無表情で頷く。

「ショタって俺苦手だわ〜前幼稚園に職場体験行って邪気眼馬鹿にされたから苦手だわ〜」
「はは、ださっ」
「テッドさんひどい〜時雨泣いちゃうっ」

時雨が泣き真似をする。テッドさんがキモいとスバリと言う。
うん、キモい。

「ショタのほっぺを〜」

ユンさんがニヤリと笑う。

「ショタの首筋を〜」

ユンさんがニヤリと笑う。

「ショタのちんグッフウウウウ!!!!!!!」
「だから卑猥なことはやめろってば」

また時雨を殴る。18歳未満です僕たち。
ユンさんを見ると…笑ってる。ニヤリと。……正直怖い。
むっつりスケベってこういうことか。怖い。

「というわけで皆さんの好きなタイプでした!参考になったかな?」

誰に言ってんだよ。

「みんなはネクロフィリアとかロリコンとかショタコンとかになっちゃ駄目だよ!時雨お兄さんとのや、く、そ、グッフウウウウ!!!!!!!!!」

僕、テッドさん、ユンさんの3人で同時に殴った。
いや、あまりにウザすぎてですね。つい。すみません。
…そうだ。被せるわけじゃないけど、中二病のウザい奴になっちゃ駄目だよ。約束はしないけど、ね。
ツインズ・ラヴァーズ
(好きなタイプなんて人それぞれだよね!)
*****
時雨のノリが迷子でした(´;ω;`)
テッドさん、ユンさんの口調があってるか不安…しにたい\(^-^)/

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