雌豚のはけぐち24 | ナノ

09/13(Wed):

お会計金額ぴったりがなく、万札一枚を出す。こちらが「細かいお金有りますか?」と言う。するとおばば、何を思ったのかビニール袋の中から10円玉を取り出す。まあ、ここまではいい。問題は白い粉が大量についていて、べったべたの10円玉だったんだ。さすがにこれには失笑。もうね、ここまできたらやるしかないんだよ。なんなの、なんてもう言えない。とりあえずさっさと帰ってくれと願わんばかり。念には念を押して「お客様恐れ入りますが、硬貨が汚れていたりすると、機械が通さないことがありますが、もうすこし綺麗なのか、あるいは別の10円玉はございますか?」と、失礼を承知のうえで言う。もちろん、普通のお客様にはこんなこと言いません。
するとおばば、何を思ったのか「どうしてこの硬貨がダメなの? まったく機械は素直じゃないわね」と怒り出す。あのね、機械だからね? 精密機械だからね? もしも壊れたらおばば、修理費出します? きっと何千万円ってするけど、ちゃんと払える? 
とりあえず感情を押し殺して、「無いならいいです。こちらできっちりと綺麗にしておきますね」と言う
おつりと商品を渡してもう帰るだろう。というか帰ってくれないとこっちのストレスがマッハで限界を迎えている。
おばば「間違いないわよね」
わたし「(まだ帰ってないんかい! 商品渡してつり銭渡したろ?)……なにが、でしょうか?」
いわく、おばば、なんとつり銭をもらってないと。数秒前に渡したでしょうが! ボケか! ボケなんか! とりあえず商品の合計金額を言い、さらにもらったお金を言い、そしてお釣り銭はいくらで、財布の中にしっかりと入れていましたよね、と付け加えて。それでも何度も「間違いないわよね」「本当にもらったわよね?」と。しっっっっけぇぇええわ、ボケが!と言いたいのをおさえて、「大丈夫ですよ、間違ってないですよ」と言う。すると、おばば、何を思ったのか、ビニール袋の中に入っていた汚い硬貨についていた白い粉(NOTマリファナ)を、まさかお店のショーケースの上に落とす落とす。もうここまで来たら叫んで怒鳴っていいレベルかと思ったけれど、さすがにそれはまずい
白い粉を落としてご満悦のおばば。そのままご帰宅

おい、おい。あのね、店員さんはショーケースを汚されても、たぶん割られても「大丈夫ですよ」とは言うよ。だって「それじゃあ、これ渡すんで汚れてるところ、拭いてくださいね」って雑巾渡すかな? ショーケース割られたからって「それじゃあ、弁償してくださいね? 領収書と請求書が事務の方から届くと思うので」って言うかな? 言わないでしょう? もう本当にいい加減にしてくれ


prev|TOP|next

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -