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リュウノハナシ〜ガニャン編3〜


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ナナシ「それじゃあその何とか爆発ってのとは違うんじゃないの?」
アンディ「そう……でも、人為的に水分を含んだ密閉空間を雲の中に用意出来るならばあるいは、って事かな」
アリマ「人為的にって……雲に物は置けないわ。そもそも目的が分からない……」








コーハン「なるほど……爆風で雲をなぎ払いたかっただけ、か。傍若無人にも程がありますね。

……探しに行きましょう。姫も、雨や雪が好きではなかったですから、今ごろきっと、喜んで外に出ているに違いない」
アンディ「外に出してもらえるような環境だったら……だけどな」
ナナシ「……うん。行こう。ガニャンを探そう。きっと無事でいるよ。大丈夫。」












ガニャンを探しに
中の国探索開始。



















ガニャン「わーい!」
ナナシ「び、びっくりした……久しぶりじゃ無いかガニャン!!」






ナナシ「私、ガニャンとずっと一緒に旅してたカンダナナシです。氷竜王族に姫誘拐の犯行予告が届けられたって話を聞いていたので、タイミングもぴったりだし、とても心配して、まさかと思ってコーハンさんと一緒に探しにきてたところだったんです。
……あなたが、ガニャンと一緒にいてくれたんですね。思ったより元気そうに過ごせていたみたいで安心しましたよ……」

ノラウド「……!!」





アンディ「ナ、ナナちゃんのやる気スイッチが……」
アリマ「その やる って漢字?漢字なの……??」
コーハン「彼女、なかなかやりますね……」








アリマ「(普段怒らない人の方が怒ると怖いっていうのはこういう事なのね何とかしなさいアンディ!!!)」
アンディ「(むり後ろ怖い人の顔が見える)」
ガニャン「ナナシ、のらうど、ゴッチンすごい音したね〜〜」きゃっきゃ
コーハン「………アッ、姫〜〜〜〜!!!ご無事で何より〜〜〜〜!!!!」



 



コーハン「……貴様のような悪党に竜王のお考えはわかるまい」

ノラウド「あ?てめーの話してんだよクソガキ」

コーハン「ならば答えよう。
異国で初めて出会った異種族のもの達と
絆を深め旅をすること。
外交を一任された第二竜王の
その長子として、これを私は良しとする。

大好きで頼れる仲間とともに、
城にいては訪れぬ数多の困難や
悲しみに悩み考え立ち向かう。

一国の姫として、強くたくましく
優しい心を養うめったにない絶好の機会。

これは姫……いいや、
ガニャンの成長を心から願う私の愛だ。

玉のようにかわいいから
真綿にくるんで
代わりに何でもやってやる
望む物有ればなんでも与える
よしよしと猫かわいがりする

そんな甘やかしだけが
まさか愛だと思うなよ」


ノラウド「見かけによらずよく喋るなあ坊ちゃん。

うまく飛ぶ方法も教えねえのも
そのまま置き去りにして
異種族の中、孤独にさせ、
怖い思いをさせんのも

愛だってか」

コーハン「飛び方は生きていれば
10の頃には自然と身についているもの。
また世界縦断で大人たちを見て
覚えられるもの
……普通は。」

ノラウド「姫さんがそのふつうに
該当してなかったことくらい
わかってたろうがよ」





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