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リュウノハナシ〜ガニャン編〜


続きは2を。

2018年3月10日




3週間後。
2018年3月31日





















×:安々 ◯:易々






コーハン「とにかく……誘拐されたと分かった以上、早く義賊どもを探し出さなければ」
ナナシ「私たちももちろん一緒に探します!犯人の顔とか、名前とか……なんか特徴は?!」
コーハン「一応、目星はついています。自らの地位の向上を目論む、少人数のグループ。ボスの名前は〈ノラウド・T・キング〉。氷竜の王族と、雷竜の王族の血を分けたハーフです。キングなどと大層な名前を持っていますが、王族の中でも末端の末端……調べなければ存在も知らぬ程でした。」
アリマ「何故そこまで分かっていて、真っ先にそいつらの元へ行って強制捜査しなかったんですか?」
コーハン「連中の中には多少の前科者はいるにしても、今まで凶悪な犯罪に手を染めた者はいない……。むしろボランティアなどの慈善活動を積極的に行い、民に慕われています。この平和なご時世に、そんな彼らに無闇矢鱈な捜査などしたら、間違いなく民の不信感を煽り、国は揺らぎます。我々がその慈善集団を義賊と呼ぶのは、ただ、王族に対しての敬意の無さと、王族の更に上の存在に成ろうと叫んでいる愚か者であるから……に、他ありません。」
アンディ「可愛い可愛い家族より、国が大事……か。」
コーハン「皆まで言ってくれるな。我々、国を統べる王族には、一般人の理解の範疇では無い重大な責任があるのです。」
ナナシ「難しい事はあんまり分からないけど……で、その居場所とかは?!」
コーハン「中の国。国といっても、氷の国の一部で、我ら氷竜王族の支配下にあります。中の国までは入国審査が不要で、雷の国との異文化交流や貿易を行い易くしているのです。おかげで近年、世界的にも優良都市として認められました。」
























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