ルイ
ルーシー、もといナオの実の姉だが、彼にとってはほぼ母親のような存在である。故人であるがその存在は今もナオの心に深い影を落としている。生前は『天使の家』にてメイドとして働いていた。美しく慈愛に満ちた心優しい女性であったが、彼女のまた天使の家における虐待ショーの生き残りのうちの一人である。類稀なる美人ではあるが当時の惨事が影響しているためかどこか影があり、病的で儚げな雰囲気を漂わせている。何よりも弟であるナオの幸福な人生だけを願っており、死の間際でさえもただそれだけを祈り続けていた。悲しい世界。
公平からの有難い総評
「
俺の純情な思い出を穢さないでくれ!……うん、何て言うのかな……俺達にさえ会っていなければこの二人は幸せに生きてたのかもしれないし、そうじゃないのかもしれないし、うーん、難しいところだよな〜。この人はもうとにかく綺麗。背も高いし、めちゃくちゃ細いの。俺、はっきり言って女の子は健康的にちょっとぽっちゃりくらいが好きなんだけどね。みんなだってそうだろ? 細すぎる男よりある程度は肉があるほうがいいんじゃない?でも何かこの人は別格、神々しいんだな。聖母子像のマリア様でも見てるみたいな感じ。普段の俺ならすかさずこんな細い人とエッチしてー! とか言っちゃうけどそんな事は絶対に言わない。言っちゃいけない。マジで。というかそんな目で見るな。許さんぞ。ちなみに、姉弟揃って絵が下手くそらしい。試しに猫を描かせたんだけど弟とどっこいどっこいだったよ…ま、完璧じゃないところがまたそそられるんだけどね↓」
ルイさんがあの世から描いてくれました。
「……。家事とか何でも器用にこなすのになあ、この人」
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