「おじさん!!」
避難所へ到着するなり、シノが走り寄ってきたかと思うとサージェントへしがみついた。
「僕、ちゃんとやったんだよ。泣かないでここまで戻ったんだよ」
「……よし。偉いぞ、シノ。それで、他の人もちゃんと送り届けられたんだな?」
「うん。穂邑さんも、修一さんも、ちゃんと無事に! みんなに会えたって喜んでた」
少し泣きそうになりつつも、それでも嬉しそうにシノが報告するとサージェントもシノの髪を撫でながら応えてやるのだった。
「言った通りだっただろ、大事な役目だって」
それを聞いたシノが満面の笑みで頷いた。与えられた目的を達成できたのが余程嬉しかったのだろう、シノの顔にはいつものおどおどとした調子がほとんど見受けられなかった。
「……みんな無事か――って」
サージェントが足を踏み入れてみて、その凄惨たる有様に言葉を詰まらせた。夢々と湊が走り寄ってきた。
「さ、サージさん!」
「オジサマ!!」
二人がサージェントの前でほぼ同じタイミングで足を止める。
「どうしたんだ、こいつは……」
聞くよりも早く、エルがすっとサージェントの前に立って見せた。
「あれよ」
「?」
彼女が指した先、紐でギチギチに縛られた哀れな少女の姿があった。傍目から見れば狂気の沙汰としか言いようがないが、何か事情があっての事だろう。
夢々にも負けないくらい派手ないでたちのその少女、瀬川かれんは――今や無力化され、めそめそと哀れったらしく泣きじゃくっていた。
「……瀬川?」
崇真が問うと、夢々が頷いた。
「そう! こいつね、ちゃっかり敵側になったかと思えばここを襲撃してきたんだからね」
「襲撃だって?」
サージェントが驚いて返すと、夢々がまた一つ頷いて見せた。
「そうよ。でもね〜、正義の魔法少女夢々の手にかかればあんなものお茶の子さいさいよ♪ あ〜、崇真くんにも見せてあげたかったな、夢々の勇姿……」
そう言って夢々はうっとりとした眼差しのまま崇真へと擦り寄っていくのだった。サージェントが湊へ、何か言いたげに視線を動かすと湊は訳知り顔で笑った。
「あ、ああ……うん。山田さんと……後はエルさんが活躍してくれたお陰で、何とかね――あ、あはは。俺の出る幕なんかなかったなぁ」
「や、山田……近いんだが。その、離れてくれ」
「何で〜? あ、崇真くんボタン取れてるよ、これっ! ぎゃーッ、崇真くんの立派な胸筋が露わになっちゃって他の女の視線が釘付けになっちゃうううう!」
「わ、分かったから――」
積極的な夢々のアピールにも、朴念仁の崇真は嬉しそうにするどころか困り果てたようにしているばかりだ。
先程の学校内での出来事もあってか、崇真達のクラスであれから何事かが起きたのはもう捻じ曲げようのない事実らしい。悪夢はまだ、続きそうである。
クロエグレースモレッツちゃんは
まりあちゃんのモデルにした女優で顔も似せてるんですが
まりあちゃんもいじめられたら酷いやり口で
ビッチ共を血祭りにあげてくれそうだと期待する。
ゲロ下痢棒使ってビッチに公然の場で
嘔吐と下痢をさせてドSな顔で笑ってるの見たいです。
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