日吉「あ、越知さん、立ち歩かれると逆に邪魔になるので座っていてもらえますか」 越知「そうか、すまない」 日吉「素直な分、跡部さんより扱いやすいですね」 跡部「年上に対して扱いやすいとか言うんじゃねーよ」 日吉「…すみません。(跡部さんなんて赤メッシュさんに敬語も使ってませんけど)」 赤メ「日吉、皿とかグラスとか、ありがとな」 日吉「いえ…俺は手伝っただけです」 赤メ「…しっかし俺が言うのもなんだけど、こんな安物(自分では奮発したつもりだけど)のケーキ、クチに合わねーだろうに…絶対食わないと思ってた」 日吉「いや、主役が食べないのは流石におかしいでしょう」 赤メ「俺は越知さんが食ってくれたらそれだけで嬉しかったからな…」 日吉「目的違っちゃってるじゃないですか、何しに来てるんですか本当に」 跡部「ハッ…俺様は日頃から部員に合わせるくらいのことはしてるからな」 赤メ「ほー。お前自分からそんなこと出来るようになったんだ」 越知「大切なことだな」 日吉「凄く関心されてますね…当たり前のことだと思いますが。…確かに跡部さんは交通機関に疎かったし、ハンバーガーを食べに行ったこともなかったらしいですけど」 赤メ「想像出来る」 跡部「特に宍戸、向日、ジロー辺りはレベルが高ぇ…」 赤メ「いやそれバカにしてね?」 日吉「だとしても無意識です、たぶん」 → |