千歳× | ナノ


※ふぇらマニア。



こいつはいつどこでどんな風に性器を銜えるという行為を知ったのだろう。
今まで女子に含ませたことはあるのだろうか。
それを特別とも思わずに、自分が気持ちいいからと身を任せて――ありそうだ。むしろ、千歳ならあっても驚かない。

実は俺も、違う人間の性器を銜えたことがある。
精液を舌で受け止めた経験も。
それを千歳は知らないけれど、お互い様だと笑うに違いない。

美味くはないが、単純にぬるぬるとした感触が好きだ。
銜えるのが好きというより、最後のぬめりが楽しみな俺。
そう理解してもらえるものではない性癖だと思う。

千歳は俺に銜えられるのが好きなようだし、セックスはしないけど相性がいい。
変態でしかない俺を、健気、と表現した時には笑いそうになった。思い込みが激しいとは思わない。俺が一般からかけ離れ過ぎているから。

「千歳、早よ、出して」

舌先でちろちろと先を舐める。わざとらしい痴態が好きな千歳はそれだけで満足そうに笑んでいた。


しかし1位はおくら。
2012/09/12