3-2と | ナノ

財前「先輩、その髪セルフで色抜いたりします?」

謙也「するで。ちゅーかほとんど自分でやらな金も掛かるしな」

財前「ほな今度、手伝わせて下さい」

謙也「ええけどなんや、見たりしたことないん?」

財前「セルフはないです」

謙也「おお…そうなんか。そろそろ根元黒々してきたし――」

白石「無駄やなぁ」

謙也「お前には分からん話や。財前は髪染めたりせぇへんの」

財前「あー、髪はいいっすわ。今んとこ。似合わへんやろうし」

謙也「そうか?俺と同じ金髪オススメやで」

財前「要らないです」

白石「財前は黒い方がええよ。その方がかわええ」

謙也「要らんって言われた俺へのフォローは?」

財前「…部長は染めてますよね」

白石「染めてへんけど?」

謙也「無視か!って、あれ、染めてへんかった?」

白石「今更それはないやろ…何年の付き合いやねん…なんなら下も見せてもええで」

謙也「ええわ」

財前「染めてなくてその色ってなんなん…(つか眉毛と色違う気ぃすんねんけど)」

白石「俺は一回真っ黒にしてみたいなぁ」

謙也「ホンマむかつくわ自分」

白石「なんでや」

財前「無意識に敵を作るの無駄ですよ部長」

髪の色
2012/07/26