裏ネタ | ナノ

自分が女だったらと思うのはこういう時だ。
男だから良い思いをしているのだと感じる事を多く経験していても、この時だけはそれが頭を過ぎる。
ヒラゼン隊長はたぶん、セックスが下手なんて事でもない。
俺が受け入れるのが下手なんだと思う。
何せ彼は顔に似合わず丁寧な愛撫をする。女を相手にするように胸も丹念に触る。

大きく息を吐いて、結合部の力を抜こうとする。
俺が緩めた分だけ押し入る様に入ってくる質量は存外にでかい。

「は…、は…っ隊長、待ってもらえます?」
「待ったら暴発してまうから難しいな。なんや、痛いん?」
「はぁ…あっ隊長がおもろい事言うて、くれたら…痛なくなります」
「アホ。おもろい事言う余裕なんかある訳ないやろ」

あまりにも真剣に言い返すものだから俺は笑ってしまった。

この人は男の俺に欲情しているのに、その事実は分かっているのに、悔しくて泣きそうだ。

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ハラテツの一人称はずっとワテなのか…
まあしかし…この二人もどちらが受けでも構わない気がしています。
肉体的には。

受け入れるところではないので
2012/05/29
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