「う、そ、だろぃ‥?」

「ブン太、現実をちゃんと受け入れなきゃいけないよ」

今日で7月が終わるのに俺は気がついた。まだ24日くらいの気分だった俺は衝撃を隠せない。なんでこんなに幸村くんは冷静なんだ?

「もしかして宿題全然終わってないとか?」
「あー‥、宿題は8月末にやる予定だったから別にいいんだけどよ」
「いやそれどうなんだよ」

宿題とかはいいんだ、問題は7月がもう終わるってこと。7月が終わったら8月がくる。俺の経験上8月なんかすぐ終わる。8月が終わると9月が始まるイコール 学 校 が 始 ま る

「やだやだやだ、幸村くん俺まだ夏休みがいい!勉強したくねぇもん!」
「何言ってるんだ、まだ1ヶ月はあるだろ」
「幸村くんは知らねんだ、残り一ヶ月が光の速さで終わることを」
「ちょっと大袈裟じゃない?それよりも宿題に全然手をつけてない事を心配した方がいいんじゃない?俺なんかもうほとんど終わったよ。」
「やっぱり幸村くんほぼ終わってんだ」
「だって最初のうちにやっておいたら後で沢山遊べるだろ?」
「そういうと思ったぜ。ホント幸村くんってわかりやすー」

「今日のブン太かなりうざいよ」


---------

20110730
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -