「じゃーん!新発売のチョコレートソーダ!うまそうだろい!」 「まじない」 「とか言って飲みたいんだろ仁王。やんねぇよ」 「普通に飲みたくなか」 「それ飲んでみたい」 「幸村くんにはあげる」 「仁王何その顔。飲まず嫌いはいけないよ。ブン太、仁王にもあげて」 「幸村くんが言うなら‥」 「いや、ホントにいらんから。俺甘いの苦手やから。てかお前さんポテチ食ってから冒険するようになったのう」 「興味あるものには真正面から向き合いたいんだ」 「何じゃそれは‥」 「まぁ、いいじゃん。ポッキーもあるし飲もうぜ。ホラよ」 『わぁ‥‥』 「匂いがチョコレートだ。」 「これ本当に飲まないかんの?」 「ブン太は普通に飲んでるね。流石ポテトチップス好きなだけある」 「幸村、俺もポテチは好きじゃ」 「ふーん。あ、仁王お先にどうぞ」 「(どうでもいいんか)俺が先?」 「うん、喉乾いてるでしょ?」 「仁王諦めて飲めよ」 「‥‥‥、ゴク、‥ブンちゃんポッキーくれん?」 「ホラよ」 「味どうだった?」 「飲み物じゃなか。まずい、まずすぎる。こんなんもう飲みたくない」 「普通にうまいだろい。チョコレートとソーダは相性がいいんだよ」 「相性最悪じゃ。俺飲んだんやから幸村も飲みんしゃい」 「やっぱり遠慮しとくよ」 2011 |