今日も部活。なんでこんなにテニスしてんだろぃ。嫌いじゃねぇよ、むしろ好きだけどよ‥しすぎて頭可笑しくなりそうなんだけど‥ヤル気が起きねぇ 「これが今流行ってる五月病か」 「ついに五月病デビューおめでとさん。てかブンちゃん太った?」 「は?太ってねぇよ」 「横じまって太って見えるから気を付けんしゃい」 「‥‥俺らのジャージ若干横じまなの知ってる?」 「俺別に太ってないけ気にならん」 「俺も別に太ってねぇよ」 「ウソカッコワルイ」 「お前に言われたくない」 俺太ってないし。憂鬱な気持ちが仁王のせいで更に憂鬱になった。外は曇り空、雨は今にも降りそうだ。もうすぐ梅雨が始まる。そうしたらコートは使えないから校舎の中を永遠と走らされるのだろう。廊下って走っちゃいけないんじゃねぇの。なんでこんなときだけ走っていいんだよ。 「梅雨始まったらお前の髪の毛もっと酷くなんな」 「潰しますよ先輩」 「俺に舐めた口聞いてんじゃねぇ」 赤也をからかっても気分は晴れない。全部が鬱陶しく感じる。なんか湿気てるし。ジメジメジメジメジメジメジメジメジメジメ 「雨降るなら降れよ!」 バッシャアッ 「どう、気分は晴れた?」 「‥‥‥‥幸村くん水かけてくれてありがとー、スッキリしたぜ」 幸村くんのなかでは俺が一番鬱陶しかったみたいだ。 ---------- 20110528 |