「結局俺の誕生日パーティー自体は無いわけ?」
「何を今さら‥もう5月ぜよ」

前から図々しいと思っていたがここまでブン太が図々しいとわ。あのときは誕生日より治療が終わった事の方がめでたかったのだ。だから俺たちは“祝!丸井ブン太治療完了おめでとう(誕生日おめでとう)”パーティーをしたわけだ。一応誕生日会も兼ねてあるのだから不満を抱くブン太は図々しい。

「だいたいあの時誕生日パーティーも兼ねてしたじゃろーが、わがまま言うな」
「それはそれ、これはこれだ!じゃあなんだよ、もしもクリスマスと誕生日が被ってたら一緒にお祝いするのかよ?ひでーよなんだよ一緒にされたくねぇ人間だっていんだよ、今ここにお前の目の前にいる俺とかな!イベントと一緒にされるのはごめんだ」

どうやらヒステリーブン太が降臨したようだ。こうなったら元に戻すのがめんどくさい。未だにギャーギャー騒いでいるブン太にイライラしてくる。てか俺クリスマスパーティーと誕生日一緒にお祝いされたんじゃけど。しかもクリスマスと被ってないのに‥‥

「俺だって一緒は嫌じゃ」
「だろい?だから今からパーティーしようぜ」
「何で今から?意味わからん」
「流れ的に。いいじゃん俺のハッピーバースデーを祝おうぜ」

ヒートアップしているブン太を見て幸村がついに口を開いた

「こないだ祝ったんだからいいだろ。話してないで素振りしろよ、この誕生日馬鹿が」

「幸村くんごめん、調子のって本当にごめん」


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20110508
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