宿題とか出されても困る。俺は宿題やる時間とかねぇよ。時間あったらテニスして格ゲーしてテニスする。もう宿題なんかしなくてもいいや。俺格ゲーしたい。

「丸井先輩ゲーセン行きましょーよ」
「無理。俺今日宿題あっから」
「宿題とかいいじゃないっすかー、ゲーセン行きましょーよー」
「却下。俺は宿題しねぇといけねんだよ。」
「なんでそんなに宿題したいんすか?」
「真面目だから」
「そういう冗談面白くないですよ」

もういい、丸井先輩とは一生遊ばねぇから。仁王先輩と遊ぶ。

「仁王先輩ゲーセンいきま「無理。」
「即答!?いいじゃないっす「俺宿題せないけんけぇ」

ばいちゃ、と言いながら帰っていった仁王先輩。まともに話も聞いてくれないなんて‥‥もう仁王先輩とは一生遊ばねぇ!二人して宿題とかしやがって。前はサボってたじゃねぇか。なんで俺と遊んでくれないんだよ。俺たちプリガムレッドって呼ばれるくらい仲良しだったじゃないっすか‥‥!

―――数日後

「最近仁王とブン太と一緒に居ないね。プリガムレッドって呼ばれるくらい仲良かったじゃん」
「幸村先輩‥俺プリガムレッドから脱退したんスよ」
「え、いつから赤也一匹狼になったの?」
「いや、そんなんじゃなくって‥」

俺は数日前にあったことを幸村先輩に説明した。幸村先輩は真剣に聞いてくれた。やはりこの人は頼りになるなとか思ってみたり。

「事情はわかったよ」
「どうしたらいいっすかね」

「お前は今すぐ宿題をしろ」


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20110501
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