毎日が同じ様に過ぎていく。そんな毎日に飽きていたんだ。だから俺はこんなことをしようと思ったんだろう。 「電車とかけっこでもしない?」 ブン太は口をあんぐり開けて俺をみたけど気にしない。 「リレー形式で皆で走るんだ。テレビで昔あっただろ?それを俺達でするんだよ。大丈夫、絶対勝てる。俺達は立海テニス部だ。死角などない。」 あー、とか、うー、とか言ってるがこれはもう決めたこと。だって俺は部長だよ? 「アンカーは赤也で。」 「幸村くんじゃねぇの!?」 「うん。だって赤也は来年この立海テニス部の部長になるんだよ?俺達が赤也にバトンタッチしないと」 「幸村くん‥‥なんか俺ジーンときた」 「ハハッ、なーんてねっ!」 「感動返して。じゃあ赤也の前は幸村くんでよくねー」 「そうだね。その方が絵になる」 「第一走者は真田で」 「次は柳」 「そんつぎはジャッカルで」 「ブン太にパス」 「俺が仁王にパス」 「と見せかけてそれは柳生」 「仁王になってる柳生が柳生になってる仁王にパス」 「ややこしいね。」 「入れ代わる意味あんの?」 「入れ代わってこそ仁王柳生ペアだろ。」 ------------- 20110414 |