「丸井先輩根元ヤバイっすよ。黒いっす」 「まじ?そろそろヤバイと思ってたけどそんなにヤバイ?仁王俺ヤバイ?」 「じーまでばいやー」 「は?日本語喋れし」 「ま じ で や ば い 。え〜、ブンちゃん知らんかったん?」 「知ってる。なんかお前うざい」 「冷たいのう」 「で、結局この髪やばいんだな。今日あたり染めっかなー‥仁王は染めねーの?」 「金欠じゃき無理」 「じゃー、赤也一緒に染めようぜ」 「俺っ!?いや遠慮しときます‥」 「遠慮すんなよ」 「赤く染めてもらえばいいじゃろ」 「いっつも人の事赤く染めてんだからたまにはお前が赤く染まれ」 「えぇー‥嫌っすよ。しかも真田先輩に怒られそうで怖いっす」 「怖くない怖くない。俺たちがついてるだろぃ?何も怖いものなんかねぇよ」 「へぇ、何も怖いものないんだ。」 「‥‥‥‥ややややっほー幸村くん」 「ブン太、言葉どもってるよ。何かあった?」 「いや、別に、何もないけど‥‥幸村くんは何やってんの?」 「部室に入ろうとしたら中で赤也に変なこと吹き込んでるみたいだから盗み聞きしてたのさ」 「おつかれー」 「仁王逃げようとしてんじゃねぇよ」 「俺関係無か」 「いやいや、俺に赤く染めてもらえって言いましたよね!」 「そんなこと言ったかのう」 「嘘はよくないなぁ、俺も聞いてたよ」 「‥‥‥‥プリッ」 「おいっ仁王!俺をおいてくなよ!」 「かけっこ?得意だよ」 「なんか疲れたんでジャッカル先輩ラーメンおごってください!」 「結局俺かよ!?」 ------------- 201103 |