今日は特別な日、それはバレンタインデー。俺は毎年たくさんのチョコレートを貰う。はっきり言えばいらない。お返しするの面倒だしね。でも今年はもらいたい相手がいるんだ。その子はB組の子でクラスが違うけど大丈夫。B組にはブン太と仁王がいる。あの二人に会いに行けばその子に会える。そしてさりげなく近くにいたらチョコレートがもらえる。計算通りに事は運ぶはず

そう思いながらB組に行った。ブン太はやっぱり両手に大量のチョコレートを持っていた。仁王は机に放置してる。やっぱり二人は人気だなぁ、俺の方がもらってるけどね。

「二人とも凄いね」
「幸村には負けるぜよ」
「今年は勝てると思ったのによー」

数じゃないよ二人とも。大事なのは誰にもらえるかなんだよ。回りを見渡すとあの子と目があった。こっちに来る。ほら、やっぱり計算通り。

「幸村君、あのね、こ、これっ、」

照れながら話しかけてくる彼女の手には可愛くラッピングされた箱があった。計算通り。

「よかったら‥‥‥、」

俺は手を差し出した。

「ありが「真田君に渡してもらえないかなっ」

『え?』


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20110214
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