「ん…?」


話し声が聞こえて目を開けると、アーロンさんがクロオビと話してた。

…?

なんか、違和感が、ある。


「……ッ?!」


違和感があるのは下腹部。
そして、眠る前の出来事を鮮明に思い出した。

まさか、まだ入ってる…?


「起きたか。話し中なんだ暫く待て」

「っ、は、い…」

「悪いな、アーロンさん取っちまって」


いやいやそれはいいんですが、この、状況って!?


(…あ…うそ、アーロンさんの、大きくなっ…た?)

(うわ、どうしよう…あッ)


体をよじると中にあるモノが主張するように膨張する。


(んん…クロオビいるの、に…っ)

(やあ…っ、熱い…)


「どうした?名前」

「あっ、なんでもない…!」


(なんでもない?クク、嘘はいけねぇなぁ?おれのを締め付けておいて)

(やぁんっ!アーロンさん、今わざと動いっ…?!)

(物欲しそうな顔しやがって)

(あ、あっ!やだやだ、クロオビがいるのに!だめ、イっちゃ…!)

「んんん…ッ!!」

「ん?名前?」

「はあっ…も、やだあ…!」

「??」

「クロオビ、海図は後にしてくれ」

「? わかった」


…パタン。


「…名前、随分と興奮したみたいだな?」

「やっ、」

「また勝手にイキやがって…」

「ん、あっあ…!」

「今度は眠らせねぇからな」

「アーロンさ…ッ!?」




…クロオビの用事が終わったのはその日から二日後。





(アーロンさん、腰というか体中が痛いです)
(シャハハ!あれだけヤればなァ)
(!!)
(名前は見られるのがイイみたいだからな…次は海中で)
(私、息出来ません。死にます)
(苦しくなると締め付けが良くなるらしいぞ)
(なっ?!)
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