「ごきげんよう、ボルサリーノ大将」
「…丁寧なのはいいんだけどねぇ…もう少し砕けることは出来ないのかァい」
「勤務中ですので」

ビシ、と敬礼をする少佐に向かって苦笑するとうなだれる。

「大将…?」
「んん〜…君は仕事終わっても敬語抜けないからねぇ…わっしはもっと親密になりたいって思ってるんだけどもぉ」
「…すみません…私も親密になりたいと思っているのですが、どうしていいのかわからず」

敬礼したまま表情を崩さずに告げると、ボルサリーノに頭を撫でられた。一瞬目が見開くもすぐに真面目な表情に戻る。

「…まぁ…付き合ったばかりだからねぇ。ゆ〜っくりと敬語崩していこうねぇ」
「!?それは、此処では言わないと、」
「そうだったっけぇ?ちょっとサカズキやイッショウにも報告してくるから、君はお仕事に戻るといいよォ〜」
「え、ちょ、待って大将おおおおおお!!!」

ピュン、と光となってその場から離れたボルサリーノを追う少佐。叫ぶ姿や必死な姿を見たのは初めてだと言う海兵が大勢いたという。
少佐が追いついた頃にはもう時すでに遅し。元帥と大将、口の軽い中将にまで知れ渡っていた。






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