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「じゃあ、ここまででわからない事あるか?」




「はい先生!」






「何だ?」






「全部わかりません!」





「とりあえず体育の教科書しまってみようか」





「それは無理難題ですね!」





「よーし、お前だけ今日補習な?」





英語は中学生の時から駄目だった。香に教えてもらったりしてたけどテスト二割以上をとった事がない気がする。笑顔で補習宣言するカークランド先生に周囲の女の子達がぜひ私も!いえ私が!と騒ぎたて始めた。








「凛ほんとに駄目的な?」




「全然、英語なんか宇宙の藻屑と化してしまえばいい。」





「私も英語はあんまり好きじゃないけど豊作だから授業は好きよ」





「え。湾ってカークランダ先生に恋してる的な…?」







「まさか!って名前違っ」





「私語するなよ!お前ら少しはヴィッヒとロリナイティスを見習え!」






先生の一言により、その二人に視線が向かう、が私には誰かわからないよ!皆クラスの人覚えるの早!友達千人できるかなのノリで私も生きなきゃ駄目かな?!







「先生、授業続けて下さい…」





「少しわからない所があるのだが…続けて貰えるか?」




視線を向けられて恥ずかしそうに言うロリナイティスことトーリスと全然気にしてない様子で真面目な表情のヴィッヒことルート。喋った事によってやっと判断がついた凛は周りより1テンポ遅れて彼らを見た。







(トーリスの名字すご…あれ、何だっけ…ろ、ロリータス?)







「ロリコンですか?!」






「どうやったらそんな発言が飛び出すんだ…まあいい、授業続けるぞ?」






カッカッと黒板に綺麗な英文が出来上がる。書きながら読むカークランダ先生の発音が綺麗すぎて無知な私にはまったくわかりません。はうあーゆーからやり直したいいやむしろ体育にだけ励みたい。あー次の時間何だったっけなー?







「ねえ次何だっけ」






「次は現文よー、」





「…体育は?」







「明後日」






「待てないよ!」







「そうかそんなに補習が待ち遠しいのか、ぜっ、たい来いよ?」






「やっ、誤解ですよかーくらんだ先生!!」






「かーくらんだって誰だよ!」









(あーもう最悪だああ…)
(とりあえずいきなり大声に
なるクセ直せばいいんじゃね?)
(ああ…つい)
(いやでも今日も美味しかった…)
(え?湾早弁?誘ってよばかーん!)



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え。トーリスってロリナイティス…
ですよねうんそうだ。←

最初ってことで丸々一話
授業にしてみました。
グダグダは性分です、^^*

もう一話書きたい!


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