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「…準備はいいあるか、?」



「おう…」



「私はいつでもバッチグーですぜ…?」



「じゃあ始めるある!」



「「「第一回!チキチキ新メニュー開発会議〜!」」」



グランド、または室内で部活動にハッスルしている生徒達、はたまたクラスで勉強に勤しむ生徒達、早々と帰る生徒達…



「そんな生徒とは私は違うのよ…何たって私は食堂新メニュー開発部部長春日凛!」



「食堂新メニューつくる俺様かっこいい部部長ギルベルトさま!」



「新商品開発発案代ボロ儲け部部長王耀ある!」


ガタガタっとイスを後ろにひいて立ち、ピースを作った両手を目の上にビシッと添えるとギルもおー先生も私の真似して(同時だったって?違うよ私んが000、1秒早かったよ!)ポーズを決める。数秒間そのポーズを決めたまま沈黙、後、ガタガタと音をたてて黙って着席。切り替えが早いのがこの部活動の特徴なんだぜ。





「とりあえずはじめっか、」



「そうあるね、」



「部長とか、みんな部長でいいっすよね国民皆部長。うん良い標語だ。」



ついでにみんな自由奔放に喋り、協調性に欠けてるのもこの部活動の特徴なんだぜ。



「とりあえず何かいつも食堂いくメンバー揃えてみたけどよ、お前ら案とか出せんのかあ?特に凛。」



「ギルこそ案とか出せるんですかー、芋!俺様芋おおおお!とか私は芋です宣言とかしそうで凛怖いぜー」



「お前こそ、さきいか!私さきいかあああああ!とか私はさきいかです宣言すんなよ!」



「お前ら少し黙るよろし、」



ビシッとまとめるおー先生により今からヒートアップしそうな言い争いが止まる。…さっき発案代金がどうたらこうたら言ってたけど商売するきなんすかおー先生、おばちゃんたちからお金とるのおー先生。



「我は手軽にできるちくわのチリソースとかいいと思うある!菊がちくわ食べてるのみてピンときたあるよ!」



「お!うまそうだな!芋入れろよ!つーか本田ちくわとかうけるぜー」



「入れないある。」



「ちくわのチリソースですか…あの世界一争いの絶えない食堂にチリソースはさすがに持ち運び的な観念から考えると難しい所がありますね、却下です。」



「ですよね、やっぱりここはさきい…うわああああああ?!」



三人でこじんまりと会議をしていたはずだったのにいつの間にか本田先生が腕を組んでいらっしゃる。しかもちくわ食べてらっしゃるー!?




「菊、きたあるか!遅かったあるな、」



「おー本田、まあ座れよ、」



「では失礼しますね。」


「え、いや、本田先生いるとか聞いてないっすよ!」



驚いた私は隣りに座った本田先生をガン見していると何かご不満でも?と笑いながら真っ正面から頭を掴まれた痛い痛いこの人くるとほんと痛いのさ!



「じゃあ続け…あああ!もう5時あるか?!これから用事あるから抜けるある!菊もバーゲンセールいくあるよ!」



「私今登場したばかりなんですが。…はあ、仕方ないですね、」



「ええええ?!始まって約5分、もう終わり、だと…?!」



「まあバーゲンなら仕方ねえな!」



けらけらと笑うギルと手を振りながら立ち去るおー先生と姿勢よく去っていく本田先生を見るまじかよ、という言葉しかでてこねえよ…!



「俺達二人だと多分収集つかねえし…あ、近くに美味いコロッケ売ってる店ができたんだけどよ、いかね?」



「それは奢りかね?それともタダで食えるのかね?」



「どっちも一緒じゃねーか。…まあ俺様のおごりでいいぜー俺様ちょー大人!」



「やった!じゃあお土産用に10ついいかないいよね!」
「調子にのんな!」





(はっふはっふ…うまひへふね…っつい!)
(だろ?メンチカツもなかなか美味いんだぜ?)
(おっちゃんメンチカツ2つ追加!)
(はいよ!)
(ちょ、おまっ、俺様3つ!)
(はいよ!)



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およそ半年ぶりの更新ですね…!久しぶりすぎて…お待たせしちゃってすみませんでした!