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私は今、かなり死にたい。




「先生はなあ〜目玉焼きはケチャップやで!」





「け、ケチャップですか…良いですよね!はは…」






「何たってトマトやからな!」






何故…何故トマトの話になった?!…思い返せば先生との会話ってトマトばっかりじゃないか…?!先生との思い出はトマトの思い出っ!…何か嫌だああ




「先生!」






「ん?どしたー凛ちゃん?」






「私…寂しいですー!三年間ずっと先生のクラスが良かったです!!」






やばい、ちょっと泣きそう、と思いながらも先生の目から視線は外さなかった。すると嬉しそうに優しく笑う先生の大きな掌が私の頭を撫でる







「ありがとうなー、むっちゃ嬉しいわ」






「ぐももももも先生いいい!!」







「何それ凛ちゃん?!新種の泣き方?!!」







「先生隣りのクラスの担任ですよね」





「そうやで、凛ちゃんとこは…カークランド?」







「あー、確か」




眉毛の印象が強すぎて眉毛しか覚えてない、確か爽やか…?頭の中で顔を作っていくが眉毛以外がわからない、そんな時、小さな舌打ちが聞こえた、気がした。








「せ…先生?」




「え?どした?」





「い、いえ…ケチャップはやはりコロッケに…」






「納豆にケチャップも美味いで!」






「ええええ不味そうですよ!」







「あ、もうこんな時間や、気をつけて帰るんよ?」






「(え。送ってくれるだなんて凛感激っ、ちょっと待って下さい…)手汗が滝のごとく…」




「手汗?」




「い、いえ何でもないっすよ!!で、ではまた…」




「また明日な?」






春日凛はカリエドティーチャーのクリティカルヒットを顔面に受けて5620のダメージをじかにくらった。あああ先生の笑顔は100万ボルト!え?古い?愛に古いも新しいもあるか阿呆があああ!!







(あー今日は素敵な夢が見れそうだぜー!)





「飲み過ぎたーのはっ、貴方のせーいよっ!」






「おー早く帰れよー」





「おわ、あー先生…?さよならんらんるー」







「…何だあいつ?」




(…誰だろあの先生?)










(あらー…こんな所であんたに
会うなんて…真ん中歩かないで
隅に這いなさいよ)
(随分ひでえなエリザ先生よお?)
(あんたが凛に声
かけるからよやめてくれるかしら?)
(凛?っつーか挨拶は
誰にでもするっつーの!)



(早く湾達のとこ行かないと!)



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最後にほんのり出たのは
ぷーたろ先生とエリザさんです。
ヒロインはぷーと眉毛と本田は
初対面です、



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