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朝、SHR中に教室の黒板の上にあるスピーカーから校長先生から呼び出しがかかった。突然の全校集会、はたして…何か事件があったのか…。「剣道場の裏に防具をつけたままの血まみれの女子が倒れていた!」
「…この事件が、探偵凛さんの幕を開いたのであった。」
「ものすごく頭の良い助手の香のおかげで見事に解決、…そして、舞台は世界に」
「…と見せかけて探偵凛さんが助手の香に助言をして花を持たせた事がばれ、探偵凛はまたたくまに有名になったのであーる。」
「と、いうのは探偵凛の嘘の証言であったのが世間に公表され、またたくまに…」
「嘘の証言というのがさらに嘘の証言とわかった世間の…」
「だがしかし、」
「いや実は、」
「お前らいいから黙って座らんか!!」
場所は講堂。あちらこちらでざわめきがある中でも一際大きな声で言い争っていた二人よりさりに大きな声をあげて注意する我らが委員長、ルート。
「しかも何なんだ変な事をぬかしおって、」
「いやあ…こうなら楽しいな、いや実はこうなんじゃないかな、ああやっぱりこうなんだ!…というのをイメトレしておりまーしてっ、」
「凛が全部悪いっすよ、俺は悪くない的な」
「あ、自分だけ逃げようとするとは許さぬぞ!」
「別に許してくれなくても良い的な、」
「いいから黙ってくれ…」
斜め前に座るルートが胃を押さえてため息をつく。仕方ない委員長に免じて許してやろうぞ、と右に座る香に言う。
「…じゃあ一体何だろーね、」
「何すかね。」
「何でも新任教師が来るみたいよ、」
「こんな時期にねえ、へーんなの、」
「いやそうでもないわよ、ちょうど研修が終わった人が多いみたいだし、」
湾の言葉に二人でへえ、と相づちをうてば、ようやく司会の先生が喋りだした、あ、この声…良い人ぶった時のアーサー先生の声だ、まったくいやだいやだ。女の子達が静かに盛り上がってるのが更にいやだいやだ、目を覚ましてみんな!
「ああ、いやだいやだ」
「…何がっすか」
「アーサーせ…いや、何でも。」
「…」
「…」
「あらやだ香ったらそんなに私を見つめちゃってー、でも残念ね、私をそこらの軽い女と一緒にしないでちょうだい」
「…」
「…あっ、あー!あれ、新しい先生じゃない?へえ、ふうん!」
司会のアーサー先生に誘導されて、サイドからステージに出てきた新任教師が数人。その中でも1人オーラが違う男の教師に女子生徒はおお盛り上がりだ、もちろん、湾も含めて。
「きゃああああ!きたわ!良いのがきたわ!!」
「そんな、物みたいに言っちゃって。」
「ふふふふ違うわネタ…」
「…うん、今のは聞かなかった事にするねはは、はは…」
乾いた笑いをする私は再度ステージを見る。男教師1名、女教師2名、か。しっかしあの男教師どこかで見たことがあるようなあるようなあるような…?
「…んー、」
「…あれ、カークランドの弟じゃないっすか」
「えええええ?!!」
…確かに、確かにアーサー先生に似ている気も…する!そんな、アーサー先生の弟だなんて黒いに決まっている、怖いよ怖いよ!関わりを持たないようにしないと…!
「では一言ずつ挨拶をお願いする。」
「…hi!俺は今年の春に新しく教師になったアルフレッドfジョーンズさ!担当は2年4組の副担任だよ」
「私のクラスかよー!」
「…何か起こりそうで嫌っすね、」
(ちなみに英語全般を教えるよ!)
(この先生も英語…何か、何かの因果?!コワイヨコワイヨー、)
(ふふふふ楽しみだわ…!!)
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クラスマッチの前に書こうと思っていたのにうっかり忘れておりました!あと2、3話したらクラスマッチはいります(`・ω・´)
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