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ブンブン振り回される棒をあっけなく掴まれて、えいっと本田先生には何とも似合わない言葉により折られてしまった。それにより魂が抜けてぽかーんとしていた私を銀髪の彼が引っ張って走り出した。





「しっかりしろ凛!生きろ!お茶漬ケーキ買うんだろ?!」


「か、かふふかはは私の…、私の…!!七味唐辛子棒!!」




「対食堂用じゃねえのかよ?!」



「対さきいかに決まってるじゃないすかあ!あうあう七味いいい!許さん!本田を…本田を討てええええ!!」




「趣旨が変わった?!」




こんな会話をしているが周りはすごい事態で、真ん中の方ではおー先生がイヴァン…先生とやらとガチバトル始めてて。…ってすごーく冷静に言いましたがね?!駄目じゃないすか周りへの被害が大。もう災害レベル、



でも私はそれどころではないのだ、七味唐辛子棒が本田先生に折られた今、お茶漬ケーキなんかどうでもいい!普段は手を出せないがここなら…何でもありなこの…戦場なら!!




「…いや、ここ戦場じゃねえから」



「狙うは本田の首じゃあああああ!!討ち取れええええ!!」



「マジカヨー、」



「私は行きます!じゃあまた!足元には気をつけて特に左くるぶしには気をつけて下さいいいいい!!」




「何で左くるぶし?!っておい!凛っ?!」





頭を低くしてすたたたたと本田先生の元へと走る。打ち首じゃあああああとたどり着いた先は何とおー先生とイヴァン先生の所。二人を見て笑っている先生に恐る恐る後ろから忍び寄るが気づかれていたらしくエルボーをくらわされた。





「よっ、容赦無さすぎますよおおおおおお!!?痛いです!本当に!!」



「いや…殴られたいのかと」




「どうなったらそういう解釈ができるんすか!?」




「それよりここに居ては危ないですよ」





はい?と言った瞬間、横でガチバトルしていた二人から何かが、何かが飛んで…いややってきては私の頭に勢いよくぶつかった。ほらいったじゃないですか、と笑う本田先生を最後に見ては死んでしまえと思わずにはいられなかった。







(あ、水道管あたっちゃった!)
(?…あああああ凛!!?だっ大丈夫あるか?!!息しろあるうううう!!)
(いや、してますから。)

(あー、あいつ死んだな)



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水道管がごつん。気絶とともに血が…


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