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以前お話したことがあるだろう。…我が校の食堂がデンジャラスなことについて。しかも王道なものから際どい食べ物まで揃っている。生徒先生の立場関係なしの血にまみれた食堂の奥には、目の前で乱闘が繰り広げられているのにも関わらずニコニコと笑って私達の狙い…そう、「GOHAN」を提供しているおばちゃん達がいる。




だーがーしかし!買えてやったあなんて喜んでいる暇はないのだ諸君!!帰りが…本当の…





「勝負所だああああ!おっおっおーちゃらちゃーら!ちゃーら!」




「のりのりあるな凛」




「おうとも!今日は早めにきましたしまだあると思います!」



「じゃあ行くか!」




先頭で、出陣じゃあああと意気込みつつおー先生とギルの後ろに隠れる。いや、だってこええっすよ




「おい、凛、さっきの意気込みどこに落とした。」



「つ、通学路の途中にあるコンビニの近くの溝っす…!!」



「わかったある、我が拾いにいくから先にいけある」



「なっ!お前逃げんのかよ!」




くわっ!と顔をすごめてギルが言うと、おー先生も真面目な顔で逃げてないあるよおおお!って言ったある。いいから早く入れある、良い大人が何してんのさある。情けないぜまったくよーあるある。




「あるの使い方が何かちがくね?ある」



「あってるっすよある!」




あるある言い合っていると、いつものごとく泣き声や嘲笑うような声や機会音がする食堂の中へと、早く入れあるとおー先生に背中を蹴られて隣りにいたギルと入ってしまった。





「入った瞬間まわしげっりいいいいい!!?」




「すげえなお前!すげえよけかただな腰痛くね?」




「少しでも油断したら負けあるよ!」





負けってことは死をあらわすある!とどごぞのバトル漫画の台詞を言うおー先生はあらゆるトラップや攻撃を軽々とかわして私達にどやっとした顔で言ってくる。あ、何かいらっ。





「…で、皆様方は本日は何をお狙いっ…で?!…よっ!ったああああ痛い痛い痛い!!」



「死ぬな凛!!はいジャンプ!おっ俺様は今日はビビンバむすびだ!」



「我はキムチチゲサンドイッチあるよ。」




「おっ、おー先生なんて軽々と…!わ、私は、お茶漬けーきです!」



「マニアックだな!?」



「あと我はイヴァンの持ってるやつ狙うある。」



「ぎゃあああああそんなことしたら死にますよっと!はっ!せいやあああ!!今日の凛さんなめんなよちくしょう!」




ニコニコと笑うおー先生を止めつつ、このデストロイ食堂のために作ってギルに「めしのためにすすめ」と汚い字で書かれた棒を振り回す。先端のボタンを押したら七味がででくるんだぞっ!




「何で七味機能?!!」



「さきいかは七味マヨネーズで食べるとうまいんすよ!」




「食堂と関係ないだろ!」




「関係ありま…っひゃああああ?!!」




棒を構えていれば、何だかスカートが捲れた気がして後ろを振り替えればでたでた本田先生…って何足でひっかけとんじゃいいいいい!!?





「は、凛さんスパッツとかないです。」



「へっへへ、変態いいいくたばれ本田あああ!」




くっ!と唇を噛んで棒を振り回すが当たらずギルの腰にクリーンヒットしただけであった。周りから、ぷーどんまい!とかぷーちゃんうける!と笑い声が聞こえる、やはり慕われてるな…ってその前にすみませんね!





「ぎゃああああああああ?!何しやがる男にとって腰は命だぞごらああああ」



「まったくお前ら何やってるあるか、我先にいくあるよ。」



「あらあら呼び捨てなんて悪い子ですねえ…」




「女子のスカート捲るなんてあり得ません!訴えてやる!!」


「大丈夫です凛さんにしかしませんし」



「大丈夫じゃねーっすよそれ!」






(我は早くイヴァンと戦うあるっ)
(トラップ多いなくそっ!)
(慰謝料とってやる!)
(そんなことしたらパンツ脱がせますよ)



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