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全てにおいて度々驚いてしまう。どこぞのホテルだと言ってやりたいようなシャワールーム。そんなに金あるなら五年分のさきいかとジャンプを買ってくれ、いや買ってください最近お金ないんですううう!!


ババンババンバンバンと場にそぐわない歌を口ずさみながらシャワーを浴びる。今日家に帰ってお風呂入るのめんどくさいしシャンプー代の節約!ってことで髪を濡らし始めた。





(…あ、下着。)



(アーサー先生持ってないかなあ、)




「…持ってたらキモチワルイヨ!!これ…俺がつけてたやつ。とか?!うわあ。」




「凛が一番うわあ。」




「っうわああああ?!!なっ、いっいつからそこにいたんすか変態スケベ先生の女装癖!!」




「へえ、なるほどな、微妙にすけて見えるな」



「ぎいやあああああ訴えるぞこんにゃろうが!パンツの馬鹿!パンティーの馬鹿!!」



「人をパンツ呼ばわりする奴には着替えなんか貸さなくていいよなあ?」
「いやあのアーサー様誠に申し訳ありませんでした、はい。」



「わかればいい。ここ着替え置いとくからな」



「ありがとうっす!」




見えないだろうとは思っていたが一応敬礼をした。そして素早く、かつ丁寧に体を洗い終えてタオルを首に巻いただけの真っ裸で脱衣場へと出る。置いてあった白いカッターシャツに灰色のズボン。





「…何でシャツ。パーカーとかが良かったのにー」




文句を言いながらもシャツを着てみる、あれ、結構大きい。袖があまるのをみて先生私より腕が長かっただなんてと軽いショックをうけた。次にズボンを履いてみたが長すぎる。何、私の足が短いと言うのかしらこのズボン、私に喧嘩うってんのかごるあ、





「凛ー、今真っ裸かー?」


「残念ながら布で覆われておりますー、残念でしたね、真っ裸じゃなくて!」




「入るぞ」
「あっさりスルー。」




脱衣場へ入ってきた先生は私の格好を見た瞬間、吹き出しやがった。超失礼、超酷い。




「っく、お代官様!ってやつか?」



「っさいですね!今日はふくらはぎ一部分休憩してるだけです!」



「はいはい、で、パーカーあったから、」



「おっ、良かったこっちの方が動きやすそうです!」




「おー、じゃあもう料理出していいか?」



「っひゃっほい先生大好きです!」




両手を上にあげてそう言えばキモいとだけ口にした先生。ドアをあけて閉める前にひょっこり顔を出して最後にこう告げた。





「乳首すけてんぞ」




「…っだあああああ先生のスケベ!!ばかああああ!!」



手に持ったパーカーを先生に向かって思い切り投げるが既にドアは閉められていてパーカーは寂しいドアの前でうなだれていた。






*




「…」



「…」



「…」



「…何だ」



「何だじゃないですよおおおお!もーもぐもぐもぐ!!」



「…」



「あれ最後に言うことじゃないっすよね、もう先生なんか大嫌いでずるずるずるずる!」



「…食べるか怒るかどっちかにしろ。」




「もぐもぐもぐもぐ」




もぐもぐご飯美味しいです。ぐすぐす先生最悪です。ちょっと、いやかなり気まずいよ!恥ずかしいよお嫁にいけないようわあああああカリエド先生のお嫁さんになりたかった、帰ってきた言いたい台詞があるのに!まずご飯にしますか?それともお風呂?





「今日は…私にする?あっはー!なんちってー!きゃああああ照れるううう!!」




「じゃあそうするか、ベッドとソファーとここ、どこか選べ。」



「え、何するんですか?まだご飯食べてるんすけど。」




すると前に頬杖をついて座る先生が厭らしく笑って私にする?ってそういうことだろと言い出した、ハハハ、何考えてんだこんのエロ教師。間違ってでも口に出せないから心の中で叫んでおいた。






(ぶはー、ごちそうさまでした!)
(洗っとけ)
(…わかってましたよ!)
(そのあと寝室な?)
(宇宙の藻屑となってしまえ。)


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…あれ←


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