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「皆綺麗に並んどるなー、よし、はじめるで!」




「うおおおおカリエド先生の向日葵、いや太陽のような笑みいいいい!!紫外線という名のラブ光線が直にあたって…あああああっ」




「凛うるさいしー、ちょっと黙れん?」




「無理」



「っ、凛ちゃん…」





爽やかスマイルきらっ!
(トライアングルクラッシャー!)






灼熱の太陽の下!(いや、曇ってるけどね。)今日は珍しく男女混合でするらしくフェリとトーリスに挟まれて体操座りをしている。はあはあと興奮する私にうるさいしーって頭突きしてくるフェリ。それを見て落ち着いてと促すトーリス。






「今日はなー、何しよーかー、」




「そんくらい決めとけ的な」



「こら香うううう?!!ここはカリエド先生の臨機応変な所を誉めるべきなとこ!」



「凛うるさいっす、」



「あはは、ええんよ凛ちゃん。ならなあ…今日はサッカーしよか!」





片手は腰に、もう片方の手で空を指差して満面の笑みでそう言うと何やら足音が聞こえてきた。



「わー、サッカー俺もしたい!」




「おーフェリちゃんやん!」





「こらフェリシアーノ!!今は授業中だぞ、さっさと校舎に戻らんか!!」





「わっ、ルート…ちょっとぐらいいいじゃんかーけちけちっ」






俺だってサッカーしたいよ…と落ち込むフェリ(これでも先生だよ!)を見て動揺するむきむきことルート。ううん…この二人は立場が逆というか…





「仕方ない…昼休憩に付き合ってやるからさっさと戻れ!」



「やったー、ありがとルート!」




じゃあまたねーとやけに手を振るフェリは嵐のように去っていった。






「じゃあ今日はトライアングルクラッシャーな!」




「何すかそれ。初めて聞いた的な。」





「先生が考えたんやで!三人が三角形になってパスの練習やー!」




「きゃあああカリエド先生ナイスネーミング!」




「ありがとうな、凛ちゃん!」




爽やかに笑うカリエド先生にときめいた女子は何人いるのだろうか。いや、でも私が一番ときめいたからね!ときめきじゃ負けねえええええええ!!






「凛ちゃん一緒にしようよ!」




「ボールとってくるわー」




「よし、やろう!」





ボールを持って走るフェリをトーリスと追いかける。生徒の群れからかなり離れた場所まで走らされ、やっと止まったかと思えばサッカーボールが飛んできた。






「うひああああ?!…げふっ」





「もー凛何やっとんー。超ドジ」




「いや、フェリクス蹴るの早すぎだからね!!凛ちゃん大丈…ぶっ?!」




「ぶははははトーリスどじどじー」



「リトまじうける!」




「…ちょっと二人とも?ちゃんと…できないの…?」





フェリの蹴ったボールが顔面に直撃したのち、トーリスに向かってサッカーボールをけると見事額にどーん。けらけら笑う私達を一気に黙らせるくらい破壊力のある笑顔を浮かべたトーリスはゆっくり私達に近づいてきた。





「ちょ、まじ謝るけー許そうやー?!」




「いや、トーリスほんとごめんて?!」




「ううん…別に、いいよ?」





「ひいあああ?!!だったら追っかけてこないでえええ?!!」




「ちょ、リトストップ?!」





「はははははー、止まらないからねー」






「三人とも鬼ごっこしたらあかんでーっ!早くトライアングル…トライアングルジャマイカやらんと!」





「助けてカリエド先生えええ?!!」








(げぼえ…ずびばぜんでじだ…)
(まじ胃痛いしー…)

(ほーら二人とも早くトライアングルクラッシャーするよ!)




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