塾まで歩きますか?





うふふ、それでね。えへへ、あれがね、とここはまるでチョモランマ、私はハイジのような気持ちで子猫さんと話していると奴が私の幸せを壊しにやってきたのだ…その名もっ!



「…」



「…」



「チョモランマ?ハイジ?ハイジはアルプスです馬鹿ですかそれに僕に何を期待しているんですかいまりさん?」



「い、いやあ…僕、雪エモン!とか言ってくれ…下さるかなあ、なんて…」

「こめかみ潰すぞ」



「っ、?!」




表面上はにっこりと笑う奥村雪男の声は殺意がこもっていた、気がする。私の周りの空気だけマイナス30℃になっているなか、子猫さんと奥村雪男は何やらぽかぽか陽気のアットホームな感じで喋りだした。…何知り合いだったのちぇちぇちぇ。



「先生いまりさんと知り合いやったんですか?」



「…、はい、知り合いです。」



「…今の間、何か気になりますなあ、」



「知り合いといいますか…主従?」
「いつ私が奥村雪男の従者になったんすか」



「それでは皆さんついでですし塾までご一緒しませんか?」



「はいええですよ〜」



「スルースキルが魔王クラス、だと…?!」



そんな私の発言もまたスルー。もういいけどね、何か慣れたし…ってうわあ慣れてしまった、人に無視されることに慣れるってどうなのかなり寂しくないか…?




「あかん俺空気みたいなっとる、すっかすかや」


「あ?志摩さんいてはったんですか」



「子猫さんの馬鹿っ!聞いてやいまりちゃん子猫さんが!」



「あ、すみませんあまり近寄らないでもらえます?」



「俺の扱い酷ない?もっと愛したって!」



「子猫さん祓魔師志望なんだね」



「そうなんですよ〜、まだ候補生なんですけどね」



「へえ、そうなんだ〜」


「いや、わかってないでしょういまりさん。」



「この疎外感、胃に穴があいてまう!」



奥村雪男筆頭に塾とやらへの方へと足を速めていた。ここで一つ疑問があるんだけど言っていいかな、いいよね。




「…燐くんは、?」



「…あ、」



「実の弟しっかり?!」




Q塾まで歩きますか?


(兄さん…まあいいです。)
(なんや奥村くんえらい親近感わいたわ)
(志摩さん…)
(燐くんを迎えにいったついでにアイス買って帰っていい?)
(こめかみへこましますよ)



▽▽


ぐだぐだで申し訳ないです…調子がいまいちですね、またいつか書き直したいなあ、


0724