夏って素敵










『あー、あっつ…』




「そやなー暑いなあ、」





暖かい春があっという間に
過ぎて暑い暑い夏がきたわ、
どっちかっちゅーと夏んが
好きやし、まあ…あれやあれ、






「…」




『…何アントーニョ?』




「あーいや、何でもないで!
なまえちゃんは夏好きやないん?」




『えーまあ好きだけど…
日焼けするのはやだなー』




「へえー、そうなん…」





俺が夏が好きな理由、
夏服ってな、透けて見えるねん。
何がかって?そんなん
決まっとるやろ、下着や下着。
なまえちゃんは気付いてないと
思うけどキャミ着とっても
透けるねん、今日は黒や





「…」





『…ちょっと視線自重』




「はあはあなまえちゃん
今日ブラ黒やんなあ、
なんなん何か狙っとるん?!!」




『鼻息荒っ?!きもっ、見るな変態』




「もーそんなん言うなら
ブラパッチンするで!
むしろさせてほしいわ!!」



『ちょちょちょちょ
来るな来るな、』




「ええやんええやん
減るもんあらへんで!




『確実に何かがなくなる!!』






そう言いながら後退りする
なまえちゃんをじりじり詰めてく、
前からブラパッチンとか
できへんてー、おおっと
間違えて胸にハイタッチ!とか
してええかな、ええよな





『駄目に決まってんだろー!』




「え!何?何でわかったん?!」



『口に出てるから、
ホッチキスで止めてやろうか』



「口に出てもうてたかー
ええと、胸にハイタッチ
してって話やったっけ?」




『誰も触れと言ってない!』





「でも揉まんと大き『黙れよ』」











(夏最高やな!)
(もう二度と夏服着ない)




0702

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